今日まで「三が日」
まだ「松の内」である。
カミさんは
明日から学校に行くという。
自分は七日から
自宅カウンセリングが始まる。
年末年始も
アッと言う間に
過ぎようとしている。
一月「行く」
二月「逃げる」
三月「去る」
と言われるように、
殊に年始の
心理的時間の過ぎようは
速く感じるようだ。
歳をとるごとに
時間が速く感じるのは、
先が見通せるからだという。
園児の頃は、
時間が長いように思われたのは、
時間的展望が
せいぜい明日どまりだった
せいである。
それが長ずるにつれ、
一週間先が見通せ、
一月先が見通せ、
数年先まで考えられるようになると
心理的時間の矢は
【光陰矢の如し】となる。
高齢化すると、
もう、死期・寿命から
逆算するように
人生を展望するようになるので、
時間経過の体感速度は
勢いよく流れ落ちる
砂時計の如くなるのである。
かと言って、
日がな一日、ボケーッと
雪景色を見てるわけにもいくまい(笑)。
してみれば、
認知症で呆けるのが、
「神の恩寵」と言われるのも
むべなるかなである。
半ば夢うつつ状態で
タイムアウトの焦燥感と
死の不安・恐怖を
意識せずにすむかもしれない。
ピアノの「ホ」音
(中央の一点ハ音から
6度下の『ミ』)の巻線が
1本「ボン線」になってしまった。
指で弾いても
ビーンと音が伸びずに
鼻が詰まったような
ボクンという音に
なってしまうのを
「ボン線」という。
これは、
ギターやリュートでも
低音弦の銅巻き弦の
巻いてある極細の銅線が
切れて緩むのが原因である。
底板を外して
故障弦を取り出してみたら
案の定そうだった。
ダメもとで、
試しに金属接着剤で
緩んで切れた部分を
補修して元にもどしてみたが、
いくらかマシになった程度で
やっぱり「ボン線」状態が
改善することはなかった。
仕方がないので、
その1本だけを
ばら売りしてくれる
個人ピアノ修理店に
見積メールをだしたが、
正月休業中でまだ返事が
帰ってこない。
ギター弦の感覚なら
高くても1000円程度だが、
数千円もするようだったら
肝を潰しそうだ(笑)。
なんでも、
職人さんが1本ずつ
手巻きで造るというので、
3000円くらいは
覚悟しているが・・・
果たして、いくらすんのか
ドキドキものである。
散歩のたびに、
毎日のように、
近所の八幡様に
ご祈念している。
国試受験の時も
ご利益があったので
霊験あらたかと信じて、
オシリ痛の完治をお願いしている。
家のご神前でも
一年越しで
ご祈念させて頂いているが、
いまだに完治の
大み陰を蒙るには至っていない。
でも、物は考えようで、
コロナ感染で重症化致死になる処を、
毎日のオシリ鈍痛で
ローン払いにして(笑)
寿命を継いで頂いているのだ、
と「思い替え」させて頂くと、
この"痛み"も有難い
ご神慮なのかもしれない、
と受容できるものである。
こういう
リフレーミング法は
信仰心がなくとも、
心理療法の
ブリーフ・セラピーでも
よく戦略的に処方される。
横着者の自身を
なんとか散歩させようと
「外発的動機づけ」という
「馬の鼻先にニンジン」
の原理を援用して、毎日、
ツタヤまで出向いたら
ワンコインの中古CDを
1枚買ってよろしい・・・
としている(笑)。
10枚まとめ買いしたら
5.500円になる処を
10日散歩させる為に
5.500円の分割払いで
フィットネス・ジム料金を
払ってるような感覚でもある。
こういうのを
クライエントの方々には
「金で解決できるものは
金で解決せよ」
と助言している(笑)。
きのうで7日続いているので、
10日間は続けて、
その後、惰性で
散歩が慣習になってくれると
シメシメなのだが・・・(笑)。
生来のタレカ(横着)なので、
そうはいかないかも・・・
という思いもしている(笑)。
⁂
この冬は、
ルネッサンス期の
声楽+古楽器アンサンブルにハマり、
昨日も
カルロ・ジェズアルド
(Carlo Gesualdo/1566年-1613)
というイタリアの作曲家の
マドリガーレ集を買ってきた。
このシトは、
当時、公国君主にして伯爵で、
浮気した奥方と愛人を殺害し、
逃亡生活を過ごしたという
大変な貴族である。
皆川 達夫先生のご著書によれば、
「それゆえの、
マニエリスム的な処がある」
との事だったが、
何の事か解からず
ウィキってみた。
マニエリスム
(伊: Manierismo/英: Mannerism)
とは、ルネサンス後期の美術で、
イタリアを中心にして見られる
傾向を指す言葉である。
英語読みでは
「マンネリズム」で、
その語源であるが、
意味は現在のものとは違う。
イタリア語の
「マニエラ(maniera:手法・様式)」
に由来し、
盛期ルネサンス芸術の
明快で調和の取れた表現とも、
バロック芸術の
動感あふれる表現とも異なった
「過渡期」特有の表現をさす。
新奇な意匠や凝った技巧を
好んで用い、
宮廷的・貴族的性格が濃く、
社会混乱による精神的危機を反映し、
錯綜した空間構成、
非現実的な色彩法、
幻想的寓意性などの
作為性を特色とする。
絵画では、
具体的には、
遠近法が平板化されたり、
短縮法を誇張して
首や胴を長くしたり、
身体を歪ませたりと、
と怪しげな表現が為された。
スペインの画家
エル・グレコも
その流れだというので
いくらか了解された。
おせちに使った
カマボコの板を
捨てずに洗って
ドレッセに用いてみた(笑)。
牡蠣を片面だけ
パネ(パン粉焼)にして、
"板付き"にした。
信楽の俎板皿なので、
フレンチというより
ほとんどモダン和食である。
やっぱり
洋皿にドレッセしないと
フレンチっぽく
感じられないものである。
牡蠣フライで余った
自家製の生パン粉
(フードプロセッサーで砕いた)
をガーリック・オイルで揚げて
牡蠣の上に盛ってみた。
スペイン料理では
「ミガス」(パンくず)
と言われる。
トマトソースには、
お気に入りの
「スコーピオン」という
通常タバスコの30倍辛く
香辛料も沢山入ったものを
加えてみた。

0