4本目のルネッサンスギターが完成して
さっそくヤフオクに出品した。
今回はビンディングの手間を省き
ペグも安手のものにしたので
25.000円という廉価にした。
古楽器の新品がこの値段では
絶対に買えないので
お得感はあると思うのだが
なかなか簡単には落札されない。
自分のオリジナルは
ロゼットに職人さんの
タッティング・レースのドイリーを
使っていること。
また、ボトムに透かしのインレイを
施していること。
カーリープルの節目を
景色として取り入れていること。
…などがある。
今週には5本目の
新しいタイプのプチ高級品が
仕上がる予定である。
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『幸福の魂理学』
落語家の立川談志が高座で
「貧乏とは、飢えと寒さである」
と語ったのを聴いたことがある。
たしかに、一時代前でなくとも、世界を見れば、アフリカや北朝鮮での餓死者、先進国のホームレス者の凍死が現実としてある。
貧困は世界的な課題でもあるのだ。
今日の日本では、喰えずに死ぬ、というのは皆無に近いだろう。コンビニやファーストフード店、ファミレスでは大量の食料廃棄が日々なされている。ホームレスには栄養過剰で糖尿病者さえいるらしい。
マズローの定義によれば、人間は生理的な一次欲求である食が満たされると、社会的な二次欲求、すなわち社会への帰属意識が満たされることを望むという。さらに、その上には自己実現の欲求がくる。
平たく言えば、人間、喰えて、働けて、好きなことがやれていたら、いちおうは幸せの部類に入るのかもしれない。
チャップリンの映画に含蓄のあるセリフがある。それは、「人生はリトル・ドゥーがあればいい」というもので、リトル・ドゥーはサム・マネーと言ったほうが解りやすいだろう。
つまり、いくらの金があればいいので、マッチ・マネーが必要ではない、というのだ。
お金はあるに越したことはないが、あり過ぎても不幸を招く例は枚挙にいとまがない。

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