各党が選挙の公約なんてものを掲げているのは、横に置いておいて、女性の社会進出に欠かせないなぁと思うことを書いてみる。
育児休暇の充実と、
託児所の充実と、
家族の協力が重要だろうと思う。
まず、育児休暇は、女性がずっと安心して働くための一つ目の課題だろう。大企業でこそ、そこそこ用意されているものの、中小企業の実情ではまだまだ。一定規模以下の中小企業に対して、育児休暇を取らせた企業への手当てをもっと充実させるべきだと思う。ここは補助金方式で解決できる。
次に、幼い子供、特に0歳児レベルまで預けられる託児所がもっと必要だろう。出産後の女性が会社に復帰できるように、これも重要な課題なのだ。これを実現させるためには保育士の充実が必要なのだが、例えば、2人以上育児を経験したことのある母親とか低い基準を満たしていて、必要最低限の知識テストに合格した人には資格を与えるといった方法で確保するなどの案が考えられる。そして、現在の保育士資格の人が最低一人いればのこりは前述の資格の人で託児所が開けるようにし、法人税、所得税に一定の控除を設けて、補助金あり、開業資金特別低利貸付ありにしてあげれば良いと思う。必ずしも企業内に設ける必要はない。また、この託児所を開いて保育士の仕事をすること自体、すでに子育て後の女性の社会進出に一定の効果がある。
最後の家族の協力というのは、意識の改革が必要というか、サザエさんじゃないが、女性が社会進出するために、妻の父母と一緒に暮らすくらいがちょうどいいのかもしれないとも思ったりする。既に出生率が2.00を大きく大きくオオキク、下回っているので、妻と夫の父母両方とが夫婦一緒に住むのは、絶対に不可能なのだから、女性の社会進出と出生率の改善が両方見込める妻の父母と同居するほうが、将来ずっといいような気がするし、何より妻となる女性が喜ぶだろう。
前述2つは、どれも財源が必要なことは確かでしょうが、無駄な公共事業を続けていて、人口が減りつづけて生産力、消費力ともにジリ貧になっていくより、女性の社会進出と出生率向上のための政策に予算配分を高めたほうが、遥かに先を見据えた政策だったと後世の歴史家から絶賛されること間違いないと思う。

0