自分が男だからでしょうか身近に感じることなのですが、男は記号とか抽象化したものが好きみたいです。
女性を見るときも、ミニスカートに黒タイツかストッキングの姿とか、ニーハイソックスの上が生太ももだったりするだけで、スタイル全体を見なくても、カワイイ、セクシーだと感じるのが5割増しだったり。髪の毛も千差万別のはずなのにセミロングとか自分好みの髪型だったりするだけで、カワイイと感じてしまう。スタイルだって同様にひとりひとり違って当然ながら、好みのスタイルはあるでしょう。
つまりパーツごとに記号に見立てて評価し、重みを加えて積み重なった結果が自分好みの積木になっていたら「愛おしい、好き」と判定するような感じ。
第一印象なんかあてにならないかも知れませんが、知り合わなければそれ以上進まないわけで、第一印象も大事です。
個別に記号に見立てて評価して総合的に判断するのって、「仕事」、とりわけホワイトカラー、つまり企画や運営や営業などの世界で多く行われていると思います。メリ・デメ表作成とかSWOT分析とか。弱みや強みを明確にして採用する戦略を決めるあれです。
女性も社会進出して30数年ですから、これらの分析が日常茶飯事になって来ている訳で、30代になれば男性を見るときも、分析してしまうのかもしれませんね。男性をパーツや条件を記号化して重み付けして合計得点で評価するようになって来るのと、もうちょっと待てば次はもっといい人が、って考えてパスしたはいいものの、待てども待てども過去最高得点を上回らないからとか、この歳になって中途半端な相手の人と?っていう周りからの評価が怖くて、くっつくことができなくなって来る。
経済的価値観が近くて、食事の好みが似ていて、一緒にいて嬉しかったら、くっついちゃえばいいのに。
最近のドラマが相手に気持ちを伝えられないっていうシーンを作って共感を得ているみたいなので、変わることはなかなか難しいでしょう。ドラマ「スクールウォーズ」の鶴見辰吾のごとく、出会って価値観が合えばすぐ告白。これですよ、これ。ゲームみたいにSAVEとLOADなんか出来ないんだから、トライアンドエラーで人生進むしかないんだからさ。
(いつもエラーばかりだけど楽しく生きてる鶴爺より)

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