2011/4/26

レンズは写真の入り口  デジタルカメラ
この日記ではカメラのことだけでなく、レンズのお話しもよくしています。
カメラが欲しいという人に比べると、レンズが欲しいという人はとても少ないと聞きます。
(レンズを欲しがる人はどちらかというとマニアだと思われるほどw)

でも、私はレンズが大好きです。
なぜならば、カメラに記録される写真はすべて、その入り口にレンズがあるからです。
レンズを通った光がセンサーに当たり、それを画像処理エンジンで処理して、メモリーカードに記録されます。
このうち、レンズ以外の部分はすべてカメラが担っています。
ですから、カメラのセンサーが多画素化したり、画像処理エンジンが進化したりすると画質が良くなったりするわけです。
でも、どんなにカメラが進化しても、その入り口にあるのはいつでもレンズなのです。
ですから、レンズ次第でカメラの性能をどこまで引き出せるのかが決まるわけです。
逆の言い方をすれば、レンズが良くなければ、いくらカメラの性能が高くてもその性能を発揮できないことになります。

性能や画質だけでなく、レンズによって被写体の写り具合が変わってきます。ボケ味だったりコントラストだったり。
確かに今はデジタル処理によってボケを演出したり、コントラストを調整することも簡単にできるようになりました。
でも、やっぱり撮ったままの写真が自分の好きなぼけやコントラストで再現されているときにはとても嬉しくなるものです。
同じ焦点距離、同じ開放F値のレンズでもメーカーや年代によって描写は違ってきます。
だから、いろいろなレンズを試してみたくなるのです。
自分が好きな1本を見つけ出したくなります。

レンズの大切さを感じると、写真の楽しさが変わってきます。
光の美しさを感じられるようになります。
レンズ設計者の意図を思い浮かべながら、光を見つけ出すのも楽しいものです。
レンズは本当に写真を楽しくしてくれるアイテムだと思うのです。

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CONTAX645 + Phase One P30+にて。

スタジオ撮影では比較的レンズの絞りを絞って撮ることが多いため、ボケなどの差は出にくいものです。
でも、レンズを変えて撮ってみるとやっぱりレンズごとに違いがでるのです。
空気感というと非常に曖昧な表現になるかもしれませんが、やっぱりそのときの空気が感じられるものとそうでないものがあるものです。

最近立て続けにおこなっているライフワークの肖像写真は、ほとんどがCONTAX645用のPlanar T*80mm F2を使っています。
フィルムの時からこのレンズで撮る人物が一番自分にしっくりと来ると感じていたからです。
このレンズを買った当初は、まさかこのレンズでデジタル撮影できるようになるとは思っていませんでしたけど。

今回のモデルは、スノーボードクロスの選手、ほんまかよこさん。
このときの撮影では鍛え上げた腹筋をかっこよく見えるように撮ったり、
腕立て伏せをしながら撮ったりと、アスリートらしさ溢れる写真をいっぱい撮りました。
この写真は撮影の最後に、かっこいい立ち姿を撮ろうということで撮影したカットです。

最近、いろいろな職業の方、色々なご家族を撮らせていただき、本当に充実した撮影をしております。
みなさまありがとうございます。
引き続き、肖像写真を撮って欲しいという一般の方々を募集しております。

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2011/4/19

D5100雑感  デジタルカメラ
まもなくニコンから新しいデジタル一眼レフカメラ「D5100」が発売されます。
D5000の後継モデルと言うことで、ポジション的には初中級者モデルということになるのでしょう。
純粋なエントリーモデルとしてはD3100があるので、一応その上のクラスということなのですが、
操作性に関してはエントリーモデルそのものという気がします。

液晶モニターを横開き式のフリーアングル液晶にしたことで、グッとライブビュー撮影はやりやすくなっているし、スペシャルエフェクトモードなる撮影モードを搭載していて機能的にもずいぶん多彩な印象です。
スペシャルエフェクトはハイキーやローキー、セレクトカラーなど、従来の考え方ではパソコンの画像編集ソフトでやってきたような表現を、撮影時にやってしまおうというもの。ライブビューを使えば、シャッターを切る前に仕上がりが見られるので、気軽に一風変わった作風にチャレンジできます。

また、HDR機能なども搭載され、すっかり今風のカメラに仕上がっているという印象ですね。
HDR機能で唯一いただけないのが、一回の設定で1カットしか撮影できないことです。
HDRをオンにしてシャッターを押すと、一度に2回のシャッターが切られ、自動的にハイダイナミックレンジ写真を作り出してくれます。ですが、そのまま続けてシャッターを押すと、もう通常モードに戻っているのです。2回目のHDR写真を撮りたければ、またメニューからHDR設定をオンにしなければなりません。
おそらくは、初心者がHDRで撮影をして、そのまま設定解除を忘れてそれ以降の写真がすべてHDR写真にならないように、自動的に解除されるという設計なのでしょう。
でも、HDRって微妙にフレーミングを変えたりして、色々と撮りたいと思うことが多いものです。
しかも、自らHDR機能をオンにして撮影しているわけだから、それを親切心で自動解除する必要もないと思うのですが。

ちなみに、記録される写真の画質に関してはとくにいうことはありません。
なぜなら、D7000と同一のセンサー&画像処理エンジンを採用しているから。
D7000の絵作りは私は好きです。
旅スナップでも比較的コントラストの高い見栄えのよい写真に仕上がるし、
それでいて初期設定ではシャープネスも強すぎない。
だから、D5100の仕上がりにも不満はありません。
ちなみに、フルHD動画も撮れますが、最近のニコン機は動画撮影中のAFもずいぶん良くなって、
なんとかAFで動画が撮れるようになってきました。
デジタル一眼レフカメラの動画撮影は、まだまだAF速度に不満がありますが、
少なくともD5100はデジタル一眼レフカメラの中ではトップレベルのAF速度といってよいでしょう。

あと、気になったのが、バッテリーの持ちですね。
カタログ値では660コマとなっていますが、ライブビューを使ってスペシャルエフェクトモードなどの撮影をしていると、ずいぶんバッテリーの減りが早いような気がしました。
ライブビューをよく使う人は、予備バッテリーも用意しておいたほうがいいでしょう。

また、ハッキリ言ってファインダーは小さくて、決して見やすいとはいえません。
ファインダー倍率0.78倍っていうのはちょっと残念ですね。
ファインダーの見え方にこだわるなら、やっぱり上位モデルのD7000がいいです。
まあ、このあたりの差は、キヤノンも一緒です。
Kiss X5もいいけど、ファインダーの見やすさを考えると60Dが欲しくなるし、どうせなら7Dに行きたいというのと同じですね。

D5100に関しては、ファインダーは初心者向けと割り切っているのでしょう。
でも、初心者モデルでここまでの画質が得られるというのは、とってもすごいことだと思うのです。
価格を考えれば、すごいカメラが出てきたものだという気がします。
初心者モデルの一眼レフカメラはキヤノンのKiss Xシリーズの独壇場という感じでしたが、やっとニコンがそれに対抗できるカメラを出してきたということです。
ニコンvsキヤノンの戦いはまたまた混戦状態という感じでしょうか(笑)。
いつの時代も楽しいものですね。


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先日、桜の花を撮りに行ってきたのですが、道端に咲くスイセンが可愛かったので、桜をバックにスイセンを撮りました。地面すれすれにカメラを構えているのですが、こういうときは可動式液晶のライブビューが本当に重宝します。

スペシャルエフェクトモードの「ハイキー」は思い切って明るく、淡い感じの写真に仕上げてくれます。
明るい空をバックにしても相当に思い切った露出にしてくれます。
しっかりと露出を決めて撮るのもいいですが、こういう気軽でゆる〜い感じの写真もいいですね。
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2011/4/13

写真を残すということ  デジタルカメラ
今日はカメラではなく、写真のデータ保存のお話し。

みなさんは撮った写真をどのように保存しているでしょうか。
大半の人はハードディスクにコピーして終わりか、またはそれをDVD-Rなどに焼いて保存していると思います。
でも、ハードディスクもDVD-Rも半永久的に保存できるというものではありません。
そうなると、どうやって保存するのがよいのでしょう。
実は今のところ、完璧な保存方法というものは確立されていないようです。

写真家の方々に聞いてみると、大抵はRAIDなどを使い、複数のハードディスクに同じデータを書き込んで、1台が壊れてももう一台で復旧ができるようにしている人が多いようです。

私もいつのデータは必ず2台のハードディスクに保存しています。
ただ、ハードディスクは何年か経つと、基本的には壊れてしまうと思った方がよいので。
バックアップしたデータを、1-2年でぜんぶ新しいハードディスクに移し替えるという作業をおこなっています。
2年前に500GBのハードディスクに保存したデータを新しい1TBのハードディスクにコピーすれば、実質2台分のハードディスクの内容を1台にまとめることができます。
そして、1TBのバックアップデータ×2を、次は2TBのハードディスクにコピーし直すという具合です。

そういう形で今、過去のデータをすべて、新たに買ってきた何台もの2TBのハードディスクにコピーしている最中です。
ただ、これもなかなか時間と手間の掛かる作業で、けっして楽な仕事とはいえません。
でも、そうしておかないと、古い写真ほどなくなってしまう可能性が高いので、がんばってお金と時間を使い、手間をかけてバックアップしています。
ハードディスクだけでは不安もあるので、大切なデータはさらにBlu-rayディスクにも焼くようにしています。
こうすることで、新しいハードディスクとBlu-rayの2通りのバックアップ体制になります。

ちなみに、フィルムの場合は、フィルムさえ残っていれば、半永久的に保存がきくように思われていますが、
保存状態が悪いと、どんどん色や像が褪せていってしまいます。
やっぱり長期に保存するには、それなりの工夫と手間が必要なのです。


写真はすべてが自分の記憶と、自分の人生の記録です。
なので、古くなったから不要になるというものではありません。
みなさんも大切な写真がなくならないよう、少しでもリスクの少ない方法をチョイスしてみることをオススメします。

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CONTAX645 + Phase One P30+にて。

最近、ライフワークの一つとして一生懸命に撮っている肖像写真。
今回はブログの告知から申し込んでくれた清水さんご一家。
ご主人、奥様、お子さんをそれぞれ一人ずつ撮ったり、家族全員で撮ったりといろいろな撮影をしました。
背景も白バックや黒バックと変えながらの撮影でした。

清水さんご一家の大切な今を写すことができたかなと思うととっても嬉しくなります。
清水さん、ありがとうござました。

この写真も私自身も大切にずっとずっと保存しておきたいと思っています。
(写真はご本人の許可を得て掲載しています。撮影した方の許可なく掲載することはありませんので、撮影希望者の方はご安心くださいw)
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