2011/9/29

写真を撮る意味と役割  デジタルカメラ
写真を撮る意味って何でしょう?
自分が撮った写真の役割ってなんでしょう?
いい写真とは?
上手い写真とは?
たまにはそんなことを考えてみるのもいいかもしれません。

最近のデジタルカメラはどれも高性能、高画質になっていますから、
キレイな写真が上手い写真というわけではないでしょう。
かといって、キレイな景色やモデルなど、素晴らしい被写体を撮ること=素晴らしい写真、ということでもないような気がします。

また、何をどう撮れば、その写真に意味が生まれるのでしょう。
どうしたら見る人を惹きつけられるのでしょう。

自分らしい写真を撮るためには、いっぱいシャッターを切って、その写真を見かえすことも大切です。
でも、他の人の写真を見ることも大切だと思うのです。
他人の写真は、自分とは違う眼を持つ人が撮った写真だから。
自分とは違う世界が見えている人の写真だから。

ということで、本日、オープニングパーティということでおじゃまさせていただいた写真展のご紹介です。
9/30(金)より11/8(火)まで、品川のキヤノンギャラリーSにて、横木安良夫写真展「Glance of Lens レンズの一瞥」が開催されます。
写真展のサブタイトルにも「写真て、いったい何なんだろう?」と付けられているとおり、
写真って何なんだろうなあ、と考えさせてくれる写真展です。
難しい写真がいっぱい並んでいるわけではありません。
国内外で撮影されたスナップ写真が40点ほど展示されているのですが、
本当に、写真ってなんだろうなあ、写真ってすごいなあ。といろいろなことを考えさせてくれるのです。
しかも、楽しい気持ちで考えさせてくれる写真たち。
こういう展示ができる横木さんって凄いなあと改めて尊敬しました。
写真好きならばぜひ観てみるとよいと思いますよ。

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写真展会場の帰りに撮ったスナップ。
写真展とは直接関係はありませんが、私自身がなんとなく夜の街スナップも好きなものでw。
GR DIGITAL IIIにて。
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2011/9/22

Nikon 1発表  デジタルカメラ
昨日、ニコンから新しいカメラが発表となりました。
その名は「Nikon 1」。(イチじゃなくて、ワンです)
レンズ交換式のデジタルカメラですが、ニコンが発表したカメラのカテゴリーは「レンズ交換式アドバンストカメラ」。
ニコンいわく、ミラーレスカメラとは呼ばないそうです。
ですが、まあ構造的にはミラーレスカメラだし、一般的にはミラーレスカメラといってもいいでしょう。

さて、このNikon 1ですが、最大のトピックは50年以上もかたくなに守り続けてきたニコンFマウントではなく、ニコン1マウントという新設計のレンズマウントを採用してきた点でしょう。
一眼レフではなく、ミラーレス、いやアドバンストカメラを開発するにあたり、当然、小型軽量のレンズが必要になるし、そのためには新しいマウントが必要ということになったわけです。当然と言えば当然なのですが、それでもニコンFマウントじゃないレンズ交換式カメラが登場するとは時代も変わったものです。

で、Nikon 1ですが、同時に2モデルが発表となりました。
V1J1の2機種です。
V1はマグネシウム合金のボディに、144万ドットの液晶ビューファインダーを内蔵するモデルで、電子シャッターとメカシャッターの両方を備えています。
J1はコンパクトデジカメのようなスリムなデザインで、液晶ビューファインダーはありません。シャッターも電子シャッターのみとなっています。その代わり、J1には内蔵フラッシュが装備されています。(V1のフラッシュは別売の外付けタイプ)。どちらかといえば、V1はこだわりのカメラ、J1はお手軽なカメラという感じでしょうか。

どちらのカメラも、ミラーレスカメラでは当たり前のコントラストAFに加えて、イメージセンサーに配置された位相差AFセンサーを使った高速な位相差AFが可能となっています。明るいところでは高速な位相差AF、位相差AFの苦手な暗い場所などではコントラストAFが作動するという具合で、自動的に最適のAFが動作するようになっているようです。
センサーのサイズは1インチ。フォーサーズセンサーよりは小さく、PENTAX Qよりは大きい。レンズは、35mm判換算で2.7倍の画角になります。

そして、このNikon 1の特徴というか、セールスポイントが、静止画の撮影時に1秒間のムービーも同時に撮影し、それを2.5倍のスローモーションで記録する「モーションスナップショット」というモードや、1回のシャッターで20コマの高速連写をおこない、その中から写りの良いものを自動的に5枚抽出して記録する「スマートフォトセレクター」というモードなどを搭載しているという点です。
ほかにも、フルHD動画撮影はフル画素から映像を作り出すとか、動画撮影中の静止画撮影もフル画素(16:9記録なので約8M記録)で撮れたりとかというお話しでした。
お話しでしたというのは、発表会ので話題がこの方面のものが多かったからです。

従来の発表会では、わりと「高感度の性能が・・・」「こんな操作性で・・・」「レンズとセンサーの性能は・・・」などという話が多かったりしたのですが、今回のNikon 1の発表会はほとんどそんな話は出ず・・・。

ということで、発表会が終わったあとで、カメラ誌の編集者や写真家の方々と話をしていても、どうもいつもと違う感じ。
私の印象は、「なんとなく面白そうだけけど、使ってみないことにはなんとも言えないなあ」という感じです。
ただ、発表会を通じても感じたことですが、どうやらニコンは他社のミラーレスカメラやデジタル一眼レフカメラとはまったく違うカメラを作ろうとしたのかなと思ったりしました。

写真を撮る道具であるスチールカメラ、動きを残すムービーカメラ、そして最新のデジタルカメラはその両方の役割を持っていたりします。そのときに、「どうやったら静止画が撮りやすいのか、ムービーはどういう操作性がいいのか」という道具という視点から新しいカメラが作られたりします。
ところが、Nikon 1は、「どうしたら思い出が楽しく残せるのか」ということをメインに作られたのではと思いました。もしかしたら結果は同じようなものなのかもしれません。でも、なんとなく、今までのカメラとは違うアプローチ、違う発想で開発されたカメラだという気がします。

モードダイヤルにはP、A、S、Mという見慣れた撮影モードもありません。(設定を変えることでこれらのモードでの撮影はできます)。
モードダイヤルには、「モーションスナップショット」、「スマートフォトセレクター」、「静止画撮影」、「動画撮影」の4種類しかないのです。つまり、従来のスチールカメラとしてのモードは「静止画撮影」の1ポジションのみ。
今、流行のアートフィルターのようなものもありません。

だから、今までの流れで考えると、とっても違和感のあるカメラなのです。
でも、だからこそ楽しいカメラなのかもしれません。
逆に、もしかすると全然楽しくないカメラなのかもしれません(笑)。
こればっかりは、発表会でちょっと触っただけでは判断できませんでした。

そのうち、実機を使う機会が来るでしょう。
そのときに、また使ってみての感想を書きたいと思います。
とりあえずは、発表会で見てきて、ちょこっとだけ触ってみた印象を書いてみました。
(ちょこっとだけ触ったわりには、話は長くなりましたがw)

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Nikon 1の実写はしていないので、発表会に並べられていたカメラたちのスナップ。
手前の5台がJ1、後ろの2台がV1。
ニコンのレンズ交換式カメラとは思えないほど、カラフルなカメラたちです。
発表会もニコンらしからぬほど(笑)、ど派手なものでした。
イメージキャラクターの木村拓哉さんまで上下白いスーツで登場したり・・・。
もしかしたら、ニコンは自分の殻を破ろうとしているのかも、なんて思ったり(笑)。
一から出直す覚悟でNikon 1なのかもと思ったり(笑)。
でも、デジタル一眼レフカメラの蓄積だけは捨てないでください、Nikonさん!
次は、一眼レフカメラの新製品発表会をど派手にやって欲しいですねw。
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タグ: Nikon1

2011/9/19

リコー GXRの新しいユニット  デジタルカメラ
リコーのGXRは、センサーとレンズをひとつのユニットとして交換できるというまったく新しいタイプのカメラです。
すでに2個の単焦点レンズユニットと2個のズームレンズユニットを発売していました。
このカメラが、最近、ライカMマウントレンズなどを装着できる「GXR MOUNT A12」というユニットを発売しました。

これまでのレンズユニットはセンサーとレンズが一体となっていたのに対し、GXR MOUNT A12はセンサーとシャッター機構だけを備え、レンズは付いていません。
レンズとセンサーが一体で交換できることがメリットといっていたGXRなのに、なんと「センサーとレンズは自由に組み合わせていいですよ」というユニットを発売してしまったわけです。
なんともダイナミックな構想。ダイナミックなユニット。ある意味、禁断のアイテム。パンドラの箱(笑)。

このユニットが発売されたことでリコーが当初発表していた、「センサーとレンズを一体化するからこその高画質」という大命題が崩れてしまったことになるんじゃないのかなと心配になったりします。
当初の発表をそのまま解釈すれば、GXR MOUNT A12は他のユニットに比べると高画質ではないということになるのかもしれません。
ですので、「高画質こそすべて」という人は使わない方が身のためかもしれません(笑)。

ですが、このGXR MOUNT A12。
ライカMマウントレンズを持っている人にはこんなに楽しいカメラはないといえるほどに楽しいカメラなのです。
私の大のお気に入りカメラユニットです。

ライカMマウントをデジタルで楽しむにはいくつかの方法があります。
まずはライカM9などのライカ製デジタルカメラを使うという方法。いわゆる王道ですね。
つぎに、エプソンR-D1シリーズを使う方法。(今も現行モデルとして発売されています)
その次が、いわゆるミラーレス機にマウントアダプターを介して、Mマウントレンズを装着するという方法。
一般的にはこの3種類でしょう。
ただし、3番目のマウントアダプターを介するというのは若干無理矢理感があり、正攻法とはいえないかもしれません。(正攻法じゃないのが好きだという人もいるようですが)

そして、今回発売となったGXR MOUNT A12というのは、エプソンのR-D1シリーズの同じような位置づけとなります。メーカー自らがそのマウントを採用して、「どうぞMマウントを楽しんでください」と言っているわけです。
メーカーのお墨付きをもらって、Mマウントレンズを楽しむ。
これがまたいいのです。
(余談ですが、パナソニックのマイクロフォーサーズカメラも純正品として、ライカMレンズを楽しんでくださいアダプターを発売しています。さすがライカ社との協業を謳っている会社だけあるw)

ライカMマウントレンズはすべてマニュアルフォーカスでピント合わせをおこなうレンズです。
ですので、GXR MOUNT A12でも液晶モニターを見ながら手動でピント合わせをしなければなりません。
このときに活躍してくれるのが、フォーカスアシスト機能というもの。(MODE1と2の2種類がありますが、私はMODE1がお気に入り)
いわゆる「ピーキング機能」というもので、ピントが合っている部分が強調表示される機能です。
ピントリングをグリグリと回すと、ピントの合っている位置がハッキリと分かるのです。
これがあれば、非常に高速なピント合わせが可能になります。
しかも、本家本元のライカM9では中央一点でしかピント合わせができないのに対し、GXR MOUNT A12はフレームのどこででもピントが分かります。
マニュアルフォーカスでススッとピントが合う快感。これを思い出させてくれるカメラです。

ちなみに、画質に関してですが私には十分に高画質だと感じます。
特に、画像の精鋭度を落としてしまうローパスフィルターが付けられていないので、
レンズのシャープさをそのまま体感できます。これはM9にも言えることで、レンズの性能がフルに味わえるという良さがあります。

いろいろなMマウントレンズを取っかえ引っかえ装着して撮影を楽しんでます。
50年以上前の古いレンズでもなかなかの味と画質。
M9があればGXR MOUNT A12はいらないのでは?という質問をされたこともありますが、
M9とはちょっと違ったカメラなので、M9とバッティングすることはありません。
M9の代わりにはならないし、逆に、M9がGXR MOUNT A12の代わりにもなりません。
久々に面白いカメラに出会ってしまったという感じです。

ライカMマウントレンズをお持ちの方ならオススメしたいカメラ(ユニット)です。

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こういうカメラってなぜか街スナップで使いたくなるんですね。
特に夕暮れ時から夜にかけての街スナップ。
街ゆく人々の流れを切り撮っていく。
リコーのカメラはやっぱりスナップが似合うのかもしれませんw
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