2011/12/16

記録と記憶  
写真には記録するという意味と、記憶として留めておくという意味があるとあると思います。
記録写真は、事実を正確に写し撮って、後生に残すためのもの。
記憶写真は、自分の記憶の一片を忘れないために残しておくもの。
どちらも同じようなものかもしれません。
でも、なんとなく私は記録写真よりは記憶写真を撮っていきたいという気がします。
自分の記憶の一片として写真を撮っても、それは後になれば記録写真になるのかもしれません。
それでも、記録よりは記憶かなと思ったりしています。

報道カメラマンは記録を撮ることが仕事になります。
よい記録を撮れば、それは人々の記憶になるでしょう。
私は報道カメラマンではないので、記録的な要素よりも記憶的な要素を大切にします。
旅に出て写真を撮るのも記録のためではなく、記憶を映像として残しておきたいからかもしれません。

曖昧な使い分けですみません。
なんとなく、そんな風に思っている今日この頃です。

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久しぶりに東北の震災被災地に行ってきました。
この写真は宮城県の南三陸町。
津波で壊された建物の鉄骨だけがひっそりと佇んでいました。
手前の水辺は陸地です。
もともと街があったところが地盤沈下のために、潮が満ちると道路まで冠水してしまうのです。

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松島の夜明け。
こちらの水辺は海です。

どちらの写真の場所も津波で大きな被害を受けました。
この写真からは分かりにくいかもしれませんが、どちらの場所も津波の爪痕がまだまだくっきりと残っています。
そういう写真もいっぱい撮ってきました。
でも、被災地の惨状を発表するのは私の仕事ではないと思っています。
ですので、私は美しい東北の景色をブログに掲載します。
私の記憶として残しておきたい風景です。
いつかもっと素敵な景色に出会えることを祈って。

まだまだ東北の復興には時間が掛かります。
まだまだ応援、支援が必要です。
がんばれ!東北!!


LEICA M9にて。
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