2012/7/24

3630万画素を使う意味  デジタルカメラ
D800/D800Eのすごさについては前回の記事に書きましたが、今回はそれを使う意味について考えてみたいと思います。

セミナーやイベントに行くと、「D800/D800Eの解像力はそんなに凄いですか?」とよく聞かれます。
その質問に対して、私は「本当に凄いです。ただし、カメラの性能を最大限に活かせるように撮るとです」と答えています。

D800/D800Eのすごさを実感するには、相当に気合いを入れてしっかりと撮る必要があります。
気合いを入れるべき点は、シンプルにいえば、ブレ、ボケ、レンズに細心の注意をすることです。
ブレを防ぐためになるべく早いシャッターを切らなくてはいけません。
ピント合わせもシビアです。
そして、最新のレンズを使い、そのレンズの美味しい絞りを使って撮ることです。

とくに人物撮影では被写体ブレもありますから、少しでも速いシャッターがいいです。
室内ならストロボを使うのがいいでしょう。
また、三脚も使いたいですね。ちゃっちな三脚ではなく、しっかりとした大型三脚です。

それらに気を配って、しっかりと集中して撮ると、D800/D800Eの解像力のすごさをまざまざと実感できます。
逆にいえば、手持ちで気楽に撮るのでは、このすごさは実感できません。
だからD800/D800Eの性能をフルに発揮してあげるのは大変なことなのです。
集中力のない人は使わない方が身のためです(笑)

そういうと、「カメラの性能を発揮することが目的ではなく、良い写真を撮るのが目的なので、そんなことを気にする必要はない」という人も出てくるでしょう。
確かに、その通り。
そのことにまったく異論はありません。
解像力の高い写真=良い写真、ではありませんね。
カメラの性能が良いことと、良い写真が撮れると言うことに関連性はありません。

でも、解像力の高さを活かした写真が必要ないのならば、別にD800/D800Eでなくてもいいんじゃないでしょうか。
D700だって、D7000だって、D300Sだっていいような気がします。
もちろん、D800/D800Eの良さは解像力だけではありません。
だけど、解像力の高さに関してがもっとも飛び抜けたアドバンテージであることも事実です。

D800/D800Eの性能をフルに発揮する必要なんてないんだというのであれば今持っているカメラを使い続けていればいいでしょう。
レンズだって古いレンズでいいでしょうし、三脚だってそんなに大きいものは必要ないでしょう。
新しいカメラが出たからって、別に買い換えたりする必要はないでしょう。
5年以上前のカメラなら、AWBやAEなどにばらつきがあったりするので、そろそろ新しいカメラに買い換えるのもいいかもしれません。
でも、この2年くらいで出たカメラなら、そのへんの性能も十分に満足できるレベルになっていますから。



何を言いたいかといえば、
カメラを変えると写真が変わるか、という疑問をどう考えるかということです。

私はカメラが変われば写真は変わると思っています。
それはカメラの性能、画質だけじゃなく、大きさや重さ、形、操作性、シャッターフィーリング、一眼レフ、ミラーレス、などなどさまざまな要素が絡み合って、被写体に向かう自分の姿勢が変わってくるのだと思うのです。
意識、無意識の両方でカメラが変わると写真が変わるのではないでしょうか。

もちろん、お仕事の撮影ではカメラが何であろうと、しっかりとしたクオリティの写真を撮れなくてはいけません。
ですが、お仕事だろうが、作品撮りだろうが、スナップだろうが、実はそのスタートは「どのカメラを持つか」というところから始まっているのだと思います。
D800/D800Eだからこと撮れる写真、ライカだからこその写真、ミラーレスカメラだからのこその写真っていうのはやっぱりあると思うのです。


だから、せっかくD800/D800Eを持つなら、このカメラだからこそと言える写真を撮ってみたいと思うのです。
そのためには、先に書いたような気遣いと集中力が必要になるのです。

私はD800Eを導入しました。
もちろん、すべての写真で三脚を使うわけでも、ブレ、ボケがない写真を撮るわけではありません。
気軽に手持ちでスナップしたり、単焦点レンズの絞り開放で撮って解像力の低い写真を楽しむこともあります。
でも、気持ちのどこかで「こいつの性能をフルに発揮する写真を撮ってやろう」と思いながら、D800Eと対峙している気がします。
それがこのカメラの生まれてきた意味のような気がするからです。
私のD800Eに、「使ってもらえて良かった」と思ってもらえるような使い方をしたいと思うのです。
みなさんはご自身のカメラとどう接していますか?


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こういう写真もしっかりとぶらさずに撮ってあげると全然仕上がりが変わってきます。
レースの編み目どころか糸までもしっかりと写ってくれます。
そうすることで肌と衣類の質感の違いが写真に生まれてくるのだと思います。
写真を撮るということは、いろいろな面で集中力が必要なのですw
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