だけどたぶん本当はそこには何も無いんだ  







澄んだ水のそばに行こう
澄んだ水のそばで
正しいものが身体の中を駆け巡るのを聞こう
様々な思考により偏屈になってしまう自分自身を
素直な存在によって満たそう
言葉が尽きた刹那死を感じたり
圧迫される夜に眠りを忘れるときに
その存在の香りを取り出して嗅ごう
どうにもならないことがある
どうにもならないことだってある
雨の続いた後、どうしても濡れてしまう靴のように
みすぼらしく変化してしまう時間が確かにある
美しいものに寄ってばかりいると
当たり前のことが判らなくなってしまうから
時々叩き落される、そして
上がってこられるかどうかテストされるのだ
闇の中で眼を見開け、それは確実な視界よりもずっと重要な何かを隠している
眠れない夜が嘆きのためだけに存在していると思ってしまったら生きることはとても恥ずかしいだろう
枯れた井戸に母音を投げ込め、50音になって返ってくるかどうか試すだけの価値はある
確信だけが真実だと思うのは愚かなことさ
違う語感を使ってみれば妙に跳ね上がることだってある
好物以外にも美味い喰いもんは隠れてるってことさ
澄んだ水のそばに行ってみようよ、そこにはきっともっといろいろなものが隠れている
澄んだ水のそばで
内部を洗い直して新しい空気を仕入れよう
草原に群生する名も知らぬ花が日ごとに入れ替わっていることを知ろう
真実は変化する
乾いたまっすぐな草も
雨の後には力無く濡れている
それを知りたいと思うことはちょっとした思い上がりなのかな
出来る限りのことでいいんだが
この手に触れる分のことだけでいいんだが
澄んだ水のそばに続く道を探し直さなけりゃいけない
知ってるはずの入口があった辺りには
同じようで違う背の高い草が群生しててどうにも見つけられない
しきたりとかことわりを自然に理解するようになって
すんなりそこへ行けたらどんなに幸せなことだろうか
澄んだ水のそばへ行こう
澄んだ水のそばへ行って
正しいものが身体中を駆け巡るその音を聞こう
澄んだ水のそばで
エナジーとエレジーとポエジーをフォーマットするんだ
手に余るようなご馳走など要らない
この手に収まるだけのものが欲しいだけ
喰い尽してしまえば
また新しいものが喰えるもの
今欲しいものだけでいい
今欲しいものだけで
今欲しいものだけでこの夜を越えたい
澄んだ水のそばに行って
澄んだ水のそばに行ってさ
自分をごまかし続けて生きて居たいんだ
確信なんて嘘っぽいからさ
見つからない振りをして居たいんだ
不確かでいい
見えるものは
見えるものは必ず身体の中で色を変えるから
少なくとも少しは判っているんだ
言葉にすがってるくせに不自然だけれども
言葉が生み出すものなんて微々たるもんだって思っていなくちゃきっととんでもないミスをやらかす
心が文字の羅列だけで終わるものだなんて思いたくない
澄んだ水のそばにはいつでも新しい尚且つ普遍的なバイブレーションが隠れている
そんなものを端の方から少し頂いて、すっきりした身体をしっかりと確かめながら
ちょっとしたもんだなんて思えたら

なあ、ちょっと


素敵なことだとは思わないかね?









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