2012/11/24

ライク・ア・ローリング・ストーン(俺風味)  歌詞






あんたはうぬぼれまみれのガキで
乞食にゃ恵んでやったりしてたな、そうだろ?
「やめときなよ」って咎められてもふふんと笑って聞き流していた
誰も彼も見下してたよな
女王のように振舞ってたよな?
よう、どうしたんだい、ちっちゃな声で
よう、どうしたんだ、うつむいちゃってさ
食うことばっか考えてふらふらふらふらうろついちゃってさ

どうだい、ねえ
どうだい、ねえ
たったひとりで
帰るところもなくて
道の小石みたいに
転がるだけってさ


いいとこの出なんですってね
いいカモになってただけさ
そんなところで生きるコツなんて誰も教えちゃくれなかっただろ
昔あんたの足元にいたやつと
あんたは真顔で取引している
アリバイなんて気にしなくていい
さあのっぺらぼうな目玉を覗けよ
なにが欲しいのかしっかり話しをしなくちゃな

どうだい、ねえ
どうだい、ねえ
ひとりっきりで
行くあてもなくて
道の小石みたいに
転がるだけってさ


サーカスでワナにはめられたのさ
それはずっと前から計画されてた
あんたがしてきたことがあんたに返ってくる
たったひとつの現実がステキな夢のすべてを殺す
肩にシャム猫を乗せた小洒落た男と
ピカピカ光る車に乗ってたね
知らないだろう、すれ違うやつらが
何とも言えない顔してそれを見送ってたこと
大切な人なんてどこにも居なかったのさ

どうだい、ねえ
どうだい、ねえ
あんたは乞食さ
臭く見すぼらしい
道の小石みたいに
ただ転がるだけ


お城の姫とそのとりまきたち
いい酒を飲んで陽気に騒いで
気の利いた贈り物を交換したりなんかしてる
だけどダイヤの指輪は取っときなよ、あとできっと役に立つからさ
なあナポレオンが落ちぶれる話が
あんたはとっても大好きだったよな
あんたも見事にすっからかんで
秘密を持とうにも隠す小箱もない

どうだい、ねえ
どうだい、ねえ
たったひとりで
帰るところもなくて
道の小石みたいに
転がるだけってさ






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俺はもちろん英語はちんちんぷんぷん、いやちんぷんかんぷんなので、いろんな人が訳してるのを読みながらやりたいようにアレンジしていきました。いちおう歌えるよ、言葉転がすのに慣れてる人なら(笑)

半日分くらいはかかったよ、凄い疲れたけど面白かった。

(´∀`)

「ここは直しとけ」っていうとこあったら教えてくださいエライ人。


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2012/11/18

俺が死んだあとに訪れるものたちのことを生きてるあいだに教えてくれ  








冷えはじめた午後にやたら腹を壊しうんざりするほど柔らかくてくせえ糞を何度も垂れ流しながらジョンレノンの一部ばかりが垂れ流されてる繁華街へ繰り出せばだらしねえ尻を見せびらかして歩いてる女子高生にげんなりして食いたくもねえくせにハンバーガーなんか売ってる店に入って適当にセットを頼んでぼそぼそ食っているとやたらとでけえ声で話すババァの一団が土石流みたいに自動ドアの向こうから入ってきてまるで聞く気にもならねえお家事情をべたべた垂れ流しはじめるもんだから食うのもそこそこに残ったものをゴミ箱に放り込んで外へ出ると一瞬どっちから来たのか判らなくなり少しのあいだ立ち止まって考えているとどこかで見たような人間が笑顔で近づいてくるものだからこいつ誰だったっけと考えてみたが少しも思い出せずとりあえず挨拶してお決まりな感じの世間話なんかしてそれじゃあまたと別れたけれどそいつが誰なのかは結局判らずじまいで突然ここにいてもしようがないから家に帰ろうという気分になり信号を待っていたらすごくくだらない音楽をフルボリュームで垂れ流してる軽自動車が前を横切ってそういうとき俺はいつもなぜ今この手に金属バットを持っていないのだろうかという気分になり遠慮しない喫煙者とカーステをバカでかい音で流すやつらはみんな殴り殺していいという法律を一刻も早く作るべきだというガキみたいな妄想をしながら午前中まで降っていた雨で嫌な質感になっている路面を踏みしめながら歩き信号を渡ったところにあるコンビニに寄ってみたがお気に入りの可愛い店員は居なくてそのかわりに愛想のひとつもない二十歳前の小柄な女の店員が居てそいつはいつも俺がなにかをかすめ取ろうとしているみたいな目でカウンターの中から俺のことを監視しているものだから俺はそいつがそこにいるときは絶対に買物をしないことに決めていてだからコミックのコーナーに行ってそこで見つけた懐かしいタイトルをペラペラと眺めて今度可愛いコが居るときに買おうと思って一度棚に戻したのだけれどどうしてもその本が欲しくなってしまってもう一度手にとって買って帰ることにしてついでにスナックなんかも手に取ってレジに持って行ったら意外なもので無表情だったそのコが結構可愛い感じでにっこり笑ったものだから俺はすっかり考えを変えてこのコも結構いいじゃないかなんて現金な感じで現金を払って小さなビニール袋を持ってコンビニを出ながらエコの看板を見てレジ袋が要るか要らないかなんてこと気にするんなら夜中は閉めとけばいいんじゃないかなんて思ったりしてこれは機会があったら今日レジにいたコかあの可愛いコにでも聞いてみようなんて考えてみたりしながら川沿いをずっと歩いて家に帰ったら同居人が飼ってる猫がやれ餌をくれだの腹を撫でろだのとやかましいことを次から次へと訴えるのでゲージに放り込んで出てこれないようにしてそれでも餌と水だけはきちんと入れてやりそれからきちんと手を洗い洗濯物を取り込んで適当に畳みそして米を研いでちょうどいい時間に炊けるようにタイマーをセットし茶を作りテーブルを拭いてそれからシャワーを浴びに浴室へ行くとよく判らない小さな虫が安易に温まろうなんて考えながらうろついていたので頭に来て踏んづけてだけど思ったより踏み心地の良くない虫で慌ててシャワーを浴びて感触を洗い流しあああ殺した殺したという歌を即興で歌いながらシャンプーをしてたら思ったより声がでかかったみたいで隣の家の住人が壁を叩く音がしたのでそれからは黙って泡を流しスッキリして身体を拭きながらパソコンを起動してメールだSNSだのチェックをしていると同居人が帰ってきてそういうことする前に身体を拭きなさいと注意をするのではいママなんてふざけながら大急ぎで身体を拭いて下着だシャツだを着たり履いたりしスウェットのパンツのゴムが少し緩んでいることに異議を唱え同居人によって救出された猫にまたつきまとわれてうっちゃりながら自室の扉をしめて少しネットをしていたら飯の時間になり自分が炊いた飯とスーパーのおかずをウマいウマいと言いながら食って腸に溜まったガスを何発か解放しながらバラエティ番組を見ていると携帯電話が鳴り出てみるとこの間面接を受けた会社で残念ながら今回は採用を見送らせていただきます的なことをすごく遠まわしに言うものだから適当に返事をして電話を切りゴールデンタイムが終わるまで寝ころんでときどき寝入ったりしながらテレビを見てそれからまた自室に引っ込んでネットに興じ大物芸能人の死にびっくりしたりしながら気が付いたら日付変更線になっていて同居人におやすみと言って布団に入るもののまったく寝ることは出来ず真っ暗な部屋の中でらんらんと目を開いてどれだけ目を凝らしても見えないものを見ていたがそれはやっぱり見ることなど出来ずしかたがないからといって眠りに逃げることも出来ずずっと目を開けていたらおーこれは絶対的な死だなという気がしてきて思わず自分に念仏を唱えたらなんだか本当に死んだ気がしてきて胸の上で手を組んでみたらなんだか重力がおかしくなって俺の心理とでもいうようなものがぽこんと肉体から抜けだして暢気な感じでふわふわと浮いて俺の抜けがらを見て俺の抜けがらは俺が抜けているのにまるでまだ俺が入っているかのようにらんらんと目を見開いていてそれはなんだか猫の目のように月色に輝いているような気がして俺はなんだか少し自分のことが怖くなったような気がしてだけど少なくともそれは肉体の方の俺が怖がらないとおかしいんじゃないかなんて考えなおしたりもしてでも肉体の方の俺は抜けがらなのだからこの場合そういう定石は適用されないよななんて考えなおしたりしてひとまずそのことは隅に置きさてこれからどうしようかと思案してみるもののまったくどうすればいいか判らずそれもそのはずなんせ幽体離脱なんて初めてするものだから勝手が判らないというものでそもそも身体を離れていいものかどうかというところでまず躊躇してしまいとりあえず自分が昼間通ったルートをもう一度通ってみようかという気分になったのでコンビニに行ってみたらあの愛想のない女の子が居てだけどまさかいままで仕事してたわけではなくいったん家に帰ったがなにかの用事でちょっと出てきたという感じで私服を着ていてそんなことはともかくまるで俺のことが見えているかのように目を見開いたものだから驚かしてごめんと詫びると店の外へ出ましょうというゼスチャーをするから一緒に外へ出て彼女は携帯を取り出して耳に当てて一人で話しててもおかしくはない状況を作りどうしたんですか死んじゃったんですかなんて言うからいや多分そういうわけじゃないんだけどなんかすっぽ抜けてんだよねという説明をしたらあーそういうことってよくありますよねなんて言うからいや俺は初めてなんだけどねと言うとあーじゃあとりあえず帰った方がいいですよ今日だけそういうことになってるんだったりしたらヤバいですからなんてあんまりよく判らないことを言うものだから詳しく聞こうかと思ったがとにかく早く帰って身体に戻った方がいいと急かすものだからとにかく家に帰って一心不乱に身体に戻れ身体に戻れと念じていたらいつのまにか身体に返ったらしく布団の中でハァハァ言っていて幽体離脱って疲れるんだなぁと思いながら明日にでもまたコンビニに行ってあのコが居たら詳しく教えてもらおうなんて思いながら朝までぐっすり眠った。






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2012/11/12

夏の死体に埋もれて  






膝までの深さの
泥水のプールに
君と潜ってはしゃいでいた
君と潜ってはしゃいでいた


僕たちは19歳で
怖いものなんか何もなかった
僕たちは無敵で
青春は永遠だった


薄曇りの八月に
あらゆる禁忌を犯したね
キンセンカの香りの中で
口には出来ないことばかり


僕たちは19歳で
怖いものなんか何もなかった
僕たちは無敵で
青春は永遠だった


ハシブトガラスが廃屋の窓ガラスの裂目から寝床を物色する夜
シュールレアリスティックピローの上で24色の虹を見て
目が回りそうだって君は言ったんだ
コメディ映画みたいに器用に黒目を操りながら


君は行ってしまった
どんなことをしても手の届かない奇妙な駅の改札を抜けて
さよならと手を振ることもせずに
こちらに背を向けて二度と振り返ることなく
僕は地面に落ちた団栗を戯れに口に含んで噛み
そのどうしようもない味に顔をしかめながら
確か一度しか聞いたことのない歌を口ずさんだ
メロディーは不安定で
心を暗くさせたけれど
それこそが僕の欲しいものだった


グラウンドのフェンスに絡まったつる草がいつしか変色して夏の死体になったとき
僕は19歳が死んだことを知った
シュールレアリスティックピローの上の虹は35色になっていたけど
すべての色の境目が不透明でそれはそれは冴えないものだった
誰もが寝静まった夜中、不意に目を覚ました僕は狂ったようにグラウンドを目指し
フェンスに絡まった夏の死体を片っ端からむしり取っては捨てていった
たまたまその時間に巡回に来た警備員に捕まって視界が半分になるほど殴られたけれど
たぶんそれこそが僕の欲しいものだった
夏の死体はバラバラ死体になって
それはもはや夏でも死体でもなかった
あらゆることはそんな風に終わってゆくのだ


いま僕は腫れた顔にいらつきながら
自室の窓の縁に顎を乗せて
家猫みたいに窓の外をずっと見ている
もうすぐ最初の雪が降るよとトランジスタラジオが告げて
空は曇っているけどキンとしている


19歳だった





19歳だったんだ








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