それだって明日にはお前を裏切ってしまうのかもしれない  











属性は陰湿に脅迫を繰り返す形で喪失までの放熱を辛辣に散布して蒸発、硝子の粉の様な水蒸気達が空へも行けず夜行する、おお、お前等は重過ぎるんだ、透明度の高い肌の内側にまだ生きているころの血糊を隠し持ってしまっているんだろう…視線なんか合わせようとしない、すべてを見通してしまうにはまだ早過ぎるから、痩せた神経質な笑顔のままで逝きたくはないから―手の甲で弾いたら腐肉の様に弾けた、余りにも脆い人の世の一幕だ…ぽおん、と、微細な血液が朝露の様に散り…見事なまでに紅いのにそれは穢れている、それは世界とは不釣合いなほどに白い壁に吸い付き粗末な刺青の様な跡を残す、そんなものきっと一日経ったら消えてしまうのさ、それが血だったことなんて、多分…偽善的な三面記事よりも意味のないものだ、そこに在ったものが果して何であったのかなんていったい何処の誰に思い出すことが出来るだろう?白けた口調咬ましてんじゃねえよ、在ったのか、無かったのか…在ったものが無くなったのか、無くしたものが在ったのか?在ったと思っていたものは本当は無いものだったとか…?存在の上皮で何時まで遊んでいるつもりだい、お前等―あの国の拷問の様に人の皮綺麗に剥いで己に被せたら皮の名前が手に入るとでも?憧れの為の履歴書は夢物語ばかりだぜ、どんなに言葉を並べてもそりゃ手に届くものは無いってことさ―ほらまた、在るだの無いだのと…呆れっちまうぜ!!手にしたものが真実か、見過ごしたものは陽炎か?お前のその掌はいったいどれだけ確かにこの世に存在しているというんだね?俺は吾身を見つめる、舐める様に、確かめる様に…どれだけ見つめてもそこに確かなものは見当たらない…それはいまたまたまこうして俺に被さっている手の込んだ気ぐるみだ、それ以上のことなど信じても仕方が無い…指先が綴る言葉だけがすべてではないし、また、空気を震わせる音律こそが真実だというわけでもない、そもそもそんなものを定義してみせたところでいったい何になる―実存主義なんてこの世でもっとも馬鹿馬鹿しいお遊びに過ぎないさ、違うかい?何も無い路、誰も来ない路、そんなものに―交通法規を設ける事は滑稽な事だと思わないか、好きな様に走れ、好きな様に動け…よっぽど派手に転ばなきゃくたばることなんか無いさ、何処を殴っても構わない、そんなもののことを本当は孤独と呼ぶんだ、おっと、勘違いしないでくれ、これは「定義」じゃない、これは「感覚」と呼ぶんだ、こういうものは…お前の「触覚」にはそのことは伝わらないのかい…?FM電波の様にクリアーなのに!夜行!!おお、夜行!!報われない者達が夜を逝く、蛞蝓の様に這いながら、夜を…夜を……俺はそれを哀しいと思わずには居られないのだ、姿形ではない、もうそれ以上は何処にも行くことが出来ないという魂とでも言うべき何か!あいつ等は結びを拵えた強固な鎖の中へ自らその身を差し入れたのさ…それが自由だって信じていたんだ、それが自由だって信じていたんだ、それが自由だって奴等は信じていたのさ―そいつ等をぼんやりと眺める俺は微かに中空へと浮遊している―眠ってしまったのか?閉ざされた井戸の底へと一瞬で落ちるようにか?そんな80年代的センチメンタリズムは擦り傷だらけの病んだ魂に果して有効打を残す事が出来るのか…センチメンタルってことは嘘の様に綺麗ってことだぜ、ああ、判るかい、判るかい、お前…俺がどうしてこんな世界を抱え込んで生きているのかってことについて…俺の抱えているものの姿をお前なら上手く見ることが出来るかい、お前の豊かさも貧しさも俺の方がより知っているみたいに鮮やかに…?程度の様に汗がまとわりつく夜行の日、おお、魂なんて語るのは時代錯誤さ、




それだって、明日にはお前を裏切ってしまうのかもしれないよ













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