2015/11/17

無に芽吹く意・伸縮  











「暴力的な愛を掲げて愚劣な民が行進をしている」彼等の真実はあまりにもステレオタイプだから、俺のスピリットは勃起しない、蟻が巣に食物を運ぶような勤勉さがステージを上げるわけじゃない、そこには必ず目的というものが必要になる、たとえばキャリアやそんなものを崇めたりするような連中には、とても…朝食はコーンフレーク?健康的で何よりだ、そうしたシンプルさを語るには沢山の複雑を通過する必要がある、傍目には同じでも質感が変わる―「言葉を生かすのは言葉ではない」単純な意味は配列次第で幾つもの解釈を持つことが出来る、肥大を怖れるな、濁流に飲まれても力を抜けば浮かび上がることが出来る、そこから生還すれば誰よりも上手く流れについて語れるだろうさ…語る、そう、語るということを勘違いしてはならない、無数の人生、無数の感情、無数の感触…だが、一人の人間がそのすべてを語ることは出来はしない、「他人の真実は真実じゃない」それを理解している人間が本当に利巧というものさ―雨が多い、ほんの少しのインターバルを除いて、絶えず雨が降り続いている、この時期の雨は降るごとに冷えてくる…窮屈な真実の狂犬が繁華街で闇雲に噛みついているってさ…なんともみっともない話だね、でも、こんな陰気な雨の夜にはそんなエピソードがよく似合うよ、苦笑するぐらいに


世間はいつだって嘘みたいなものを信仰するものだし、その原因はいつだって同調を重視して個人をないがしろにするせいだ、だけど世間とはそういう連中のためにある巨大なコミューンだし、いまさらそれを笑い話に使用なんて思うほど子供じゃない―そう、本当に滑稽なのは―そういう場所からはみ出した枝毛みたいな新たな世間の中で同調を主張する連中さ…といってそれもあんまり上等な見世物にはならないけどね、ページを捲ったら忘れる数行のジョークみたいなものだ…まったく誰かを引き込まないとときの声も上げられないなんて!賑やかな路傍の石もあったもんだぜ―それは闘う気のないデモのようなものだ、いま流行ってるだろ―「ライダー変身!」って叫んでる、そう―子供みたいなものだ…おまけにそいつらは、「もう子供じゃない」ときてる、いたたまれないぜ


さて、俺はいつもよりややこしい話し方をしようとしてる、それにたいした理由は無い、目にしたものや、ここ二週間程のいつもとは少し異なる生活、そんなものが、こうした形となって具現しようとしているに過ぎない、そう、そして、いつも言ってるように、「それは必ずしも具体的である必要はない」―胸像を模写するように語るようなリアルだってある、俺はそんな話し方が気に入ってる―窮屈じゃないからさ…それが俺なりの素直さの形だということだ、スタイルだのなんだのなんて、そんな浅い次元での話じゃないのさ―おや、雨が止んでいるようだ…今度の沈黙はどれぐらい続くだろう?明日も降るって話だしな…そう、雨だってそうだな、「もしかしたらこれは雨のリズムで書かれているものかもしれない」雨のリズムを記録したただそれだけのものかもしれない、「もちろんそうじゃなくたっていっこうに構わない」…焦点の存在しない真実、どこにも落ち着かないリアル…心や、状況や、光の中や闇の中で、どんなふうにも感触を変える、「存在」―なんともゴキゲンな話じゃないか?俺はそいつの周辺をフラフラと移動しているのさ、その時々で一番歩きやすい場所を選んでね…


「魂」魂の方向は無限にある、前進ではない、後退でもない、上昇でも、下降でもない…移動すればなにかに出会う、出会ったときに気付くことが出来れば、さらに「無限は広がる」―おかしな言葉だと思うだろう、だが無限は伸縮する、つまりそれがひとつの生での限界というものになる…肉体の限界はもちろんのこと、精神の限界…収まりのいい枠を作って、落ち着きたがる姿勢がその限界を呼ぶ…肉体に比べて精神はもっと自由なものであるはずだ、それは物質ではないのだから―とらわれないで生きることを知覚出来るのは肉体よりも精神だ、肉体がそれと無縁かといえばそんなことはなく、精神が強くそれを感じれば肉体にだってある種の変化が訪れる、高揚感や、静寂や、あるいは―「虚無によって」…虚無は怖れるべき場所ではない、それはある意味で最も具体的な存在の可能性だ、最初に感じるものに騙されてはいけない、「言葉がすべてを語っているなんて思わないことだ」―俺は虚無を愛する、そこには宇宙のような無限がある…魂は常にあらゆる方向に振れている、気にしなくていい、いまどこにいるかなんて…けれど、そう


こうして語れないのならそれにはあまり意味はない、語ったところで、誰のためでもない―ここでそれと繋がっておくための、ささやかな動作に過ぎない








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