GWの中日、エローのお肉大好きONコンビ、O(tp)とN(tb)は、己のエローをさらに高める為、コスプレ焼肉へ修行しに行くことにした。そもそも何故、コスプレ焼肉に行くことになったかというと、Oがとある筋から情報を仕入れ、Nに報告を上げてきたのである。
「Nさん、こんな店がありますよ。」
「これは、行っとかなアカンな!」
コスプレ焼肉とは、その名の通り、コスプレをした店員が焼肉を焼いてくれる、というゴックンなお店である。もちろん性風俗ではないので、緩いキャバクラ程度に考えていた。しかしどんな店か下調べをしておかなくてはそわそわして落ち着かない。
Yahooで検索をかけてみると、『ノーパンしゃぶしゃぶの次はコスプレ焼肉!!』の文字。なんという!激しく愚息が脈を打ち始めた。
ついでに行くと決めた店のHPを調べてみると、ななな、なんと!!
あーん

のサービスがあるではないかッ!なんとけしからん!!即刻、日時を決め、コスプレ焼肉の店へ向かったのである。
店は普通の焼肉屋だが、なんだか寂れた感じがしている。この雰囲気がまたいかがわしくてグッドである。これから訪れるであろう酒池肉林(まさに肉の林!)の妄想を掻き立てる。
席に座り、焼肉食べ放題を注文、と同時に、ONコンビの横にはコスプレのギャルがついた。そこそこ可愛らしい子達だったが、1人はトークは普通、1人はなかなか。そして微妙に気を使いながら妙な間で淡々と肉を焼き始めた。
私は、あーん

のサービスが最大のイベントだと認識していたので、じっと待っていたのだが、
「お肉、食べて良いよっ。」
の声に、あえなく屈してしまった。いや、まだ諦めては居ない。あれはこちらから切り出さなくてはして貰えないのだろう、絶対にあーん

して貰おうと心に決めていた。
しばらく、また他愛もない話をしつつ、ついに切り出した。
「HPにあーん

してくれるって書いてたやん。」
「あー、あれ、HP用に撮影しただけ。」
「あ、そう。」
『HP用に撮影しただけ』だと!?
これは嘘だと言うのかッ!?
俺がどれだけ『あーん

』を重要視し、『あーん

』に大きな価値を認め、はるばる谷町九丁目までやって来たと思っているのだ!!
テンションはガタ落ち!もう肉の味もしない!最悪!ノー!
コスプレ焼肉、死んでまえーーーー!