なんちゃってバンマスのなかやすです。こんばんわ。
中学校のときにカウントベイシーを初めて吹いて(確かネスティコのクインビーが僕のベイシーデビュー曲)、もう20年が経ちましたが、それからずっと聴き続けています。
そんな20年の中でも、ベイシーに出会った母校の甲南高校に居たころは、持っていたCDも少なく、ベイシーに関する知識もほぼなく、そこにあるCDやカセットやMDを何回も聴いていました。In Londonのような存命中の名盤もさることながら、特によく耳にしていたのが、サドジョーンズ指揮時の85年来日コンサートを収録した「WAY OUT BASIE」でした。部員みんなでLDを見たりと思い出の一枚ですが、既に廃盤となっており、当時のMDなどでしか聴けない状態でした。
最近は聞く音楽も広がり、買うCDの量も増えた代わりに、あの頃のように聴いたCDは少なく(もちろんドンピシャなCDもありつつ)、情報が次々に通り過ぎていくような具合です。
そんな先週、偶然情報をゲットして「WAY OUT BASIE」をオークションで落札、さっそく自宅で聴きました。
個人的にはあんまりベイシー死後の音源は好きにはなれなかったですが、このCDは自分がベイシーに出会ったころに聴きこんだ音源だし、今年ベイシー楽団が来日した際にメンバーと少しだけお話して、クラレンスバンクスなんかやっぱりベイシーを好きでいるのが見てて感じたし、そういうメンバーの様子をお世話になってるプロモーターの方に聴いたりしていく中で、そういうのが入り混じって、グッとくる気持ちがわき起こります。
ベイシーはもう居ませんが、スピリットは受け継がれています。我々エロージャズも、微々たるもんですが、そういうスピリット伝承の一端を担えたらな、と思います。