久々のガス冷ネタです。
以前から興味があったMachII GTですが、
OVERCLOCK WORKSさんで
再度取り扱うということで、今回、1台お願いしました。
以前、Athlon64、FXがとても美味しかった頃に、自作ガス冷機
を使っていたことがあり、その自作機がいい仕事をしていため、
当時はMach II GTの購入を躊躇していました。
しかし一度使ってみようということで、今年の年末の遊び道具
として、昨日受け取りました。
CPUを冷やす前に、簡単に起動確認してみました。
Evaporator(冷却ヘッド;Eva)表面に熱伝対を設置し、Eva表面温度の
下がり方と、MachII本体の温度表示を比較してみました。
パワーオンと同時にEva温度は下がり始め、本体表示より低い温度で
先行し、どんどん温度が下がっていきます。
-50℃近くで緩やかになり、Eva-50℃でPCの方が起動しました。
この時の、本体表示温度は、もうちょっと高めのはずです。
最終的に無負荷では、-54℃で落ち着きました。
一方、MachII GT本体の温度表示は、Eva表面温度に追いついた後も、
下降を続け、-69℃になりました。
Mach IIのフロント液晶パネルの温度表示は、少々お祭り的な温度
であるということが言われていました。
自分の予想でも、実測で概ね-50℃位だろうと思っていたので、予想は
ほぼ当たった感じで、今回の測定では、Eva表面と本体表示の温度差は
15℃あったことになります。
今回、実機を触って初めて知ったこととして、Evaを埋め込んでいる
断熱ケースが、ヒーターでもの凄く加熱されていることでした。
この断熱ケースは、以前からこの程度のもので完全に断熱できるのか
不思議だったのですが、なるほど表面を加熱して、結露を防いでいた
訳です。
ただ、残念なことにこの熱は確実に内部まで伝導していて、少なからず
Eva温度に影響を与えているようです。
この影響を考えると、Eva温度と本体表示温度の差は、本来もう少し
小さくなるのではないかと思われます。
しかし、ヒーターを切った場合、確実に結露しますので、断熱の強化が
必要ですね。
次は、マザーに設置したいのですが、取り回しには苦労しそうです(^^;
MachII GTの上に、マザーを立てて使うのが、配管系には最も無理がない
ようですが、ちょっと面倒だな〜
出来ればマザーを平置きして、水冷ヘッドに近い感覚で取り付けしたい
ものですが...ムリか??

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