素材の特徴を生かして「イカは短く、タコ長く」
日本人にはなじみの深いイカとタコ。
生で食べるときはいいのですが、煮るとなると思いがけず固くなってしまったりでむずかしいものです。
イカは熱がとおりやすく、味もつきやすいのですが、タコは筋肉組織に方向性がなく、強火で煮るとあっという間に固くなってしまいます。
イカは身に包丁目を入れてコトコトとゆっくり煮ます。
タコの場合、砂糖やしょう油で味をつけるのは身が柔らかくなってから。
最初から入れると身が固くなってしまいます。
またタコは、大根おろしを入れて煮ると、大根に含まれているジアスターゼの働きで柔らかく仕上がります。
また生のタコをゆでるとき、飲み残しのビールをカップ1程度入れると、柔らかくなります。
おばあちゃんの知恵袋より

なんとなく似ているイカとタコ。でも、料理の上では全く反対なんですね。

0