以前のワタクシは、高校野球をしていた経験をつてにして、全国の同期で高校野球をしていた者達を集めて「ドラフトネット」など形成するくらいに、ドラフトにおける「野球の素材探し」をするのが好きだった。
趣味程度だが、結構はまっていたと思う。
だが、「ドラフトにおけるプロレベルの選手探し」なるモノを、いきがって、していた時に気づいたのだが、やれ「140キロ出した・・」とか「塁間は何秒で走る」とか「肩はいいか?」とか、なんか「見た目で判断」しかしない自分がいたわけで。
それに気付くと、何かむなしくなるのと同時に、汗を流して頑張っている選手に申し訳が無い気持ちになり、素材探しなるものをストップした次第。
そんなわけで、高校野球からも数年と見なくなっていたのだが、今年は自然と引き込まれたというか、ただの「1ファン」として、純粋に高校野球を楽しめた。
私学における、素材の青田買いの為に、「〜県代表」と言っても、実際にはその県の出身者がほとんどいない、なんてケースのある高校野球に対して、あまり昔から良い思いはせずに、「私学には負けるな」なんて意地を持っていたのだが、今年は、そういうモノを抜きにして、ただ選手の光ったプレイが目立つ高校野球だったと。
誰々の名誉など関係無しに、純粋に高校球児の素晴らしいプレイだけが、光った高校野球であったと思う。
斎藤投手と田中投手。
田中投手の、あの「野性味浴びた狼」みたいな目は、凄かった。
闘争本能とでも言おうか、正直にいって野球だけに限らず、日本であ〜いう眼光を持って、闘争本能を剥き出しにして、戦うスポーツ選手っているだろうか?なんて思うわけであり。
「対 外国」を考えたら、日本に1番必要な部分を見せてくれたのかもしれない。
斎藤投手の、存在は全く知らなかった。
大阪桐蔭と当たる時に、「桐蔭の楽勝やろ〜な〜」と思っていたのだが、蓋を開けると、桐蔭打線が手も足も出ずに、子供扱いする斎藤投手に対して「凄いな〜」と。
なぜドラフトの話題に上がってこなかったのだろうか?
プロでやれる素材か?
と、ドラフトなどを興味持っている人間は語るのかもしれないが、間違いなくプロでやれるだけの「頭脳と心」は持っている。
投げ方も、下半身で溜めをしっかりと作って、前を小さく鋭くして一気に投げるなど、もうフォームは完成形に近い部分があるのではないか?
特に、スライダーと速球の投げ別ける点を、自分がしっかりと把握しているのだろう、とにか頭の良い投手である事には、間違い無い。
阪神の杉山なんか、斎藤投手よりもめぐまれた体格しているのにも関わらず、投球なんて考える頭脳が無いから、同じ失敗の繰り返しとなる。
今現在、高校生とプロとで違うが、間違い無く、斎藤投手の方が、現時点で杉山よりも上ではないか?なんて思うわけであり。
そんな事よりも今プロにとって最も必要な「若い女性を引きつける」事が出来るという事は、それだけでも充分に「プロでやれる」のではないか?
プロ側からしてみれば、「最も欲しい存在」へと、変わったかもしれない。
特に、巨人やヤクルトなど、東京にあって、若いファン層獲得に苦心している、チームにはもう、何が難でも獲得しなければいけないのではないか?
「ジャニーズ作戦」では無いが、実力もあるが、それよりもマスク中心で選手を獲得して行く必要性を、ヤクルト・巨人にはあると考えると、斎藤投手を獲得しなければいけないと。
でも自分としては、あまりプロに拘らずに、大学に行って欲しいという気持ちもある。
セカンドキャリア面を考えると、やはり大学を卒業した方が良いだろうし。
なんて意味の無い老婆心を出したところで、サヨナラ

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