横浜が中日相手に、9回3点差を守りきれずに逆転負け
されてしまったわけで。
阪神ファンは「
横浜しっかりしろよ〜!」と怒っている人間もいるが、阪神は横浜の事を責めれる立場に無い事を、忘れてはいけない。
名古屋ドームでの失態を、もう忘れたのか?という事である。
自力優勝の可能性を、自らの力でもぎ取れなかった阪神が、どうして横浜を責める事が出来るのだろうか?
などと考えていたら、とんでもない記事を目にした。
平田ヘッドのコメント
この記事での平田ヘッドのコメントが本当ならば、これは
コーチとして、あるまじき言動であると思う。
阪神ファンとしては、横浜ファンに対して申し訳無い気持ちで一杯である。
平田は、自分の地位を安泰と思っているのか知らないが、明日は我が身となる可能性が高い仕事という事を忘れてはいけないだろうと。
契約社会においては、他人の契約問題を口にする事じたい本末転倒である。
それと横浜側から相当な「
敵対心」を阪神は買ってしまった可能性が出て来た事となる。
余分な神経を来年は横浜にすり減らすはめとなるのならば、平田は指導者として「
失格者」の烙印を押されるのは、当たり前だろうと。
そもそも、コーチが横浜の人事問題を口に出すまで
横浜に頼っていたのならば、これほど情けない話しは無い。
己が全身全霊をかけて、中日の攻略ポイントを見つけだし
参謀として阪神に勝利を導かせる働きをすれば
いいだけの話しである。
それが出来ないのならば、
黙っとけ!と。
こんな情けない記事は「
嘘だろう」と思っといて
来年に向けての話しへと。
今朝のスポーツ紙に「
赤星の不振」に対して、岡田監督が「
他に1番で使える人間がいないから、しょうがなしに使っている」というコメントを発した。
確かに赤星タイプの「
出塁率・走塁面」を重視した1番タイプの、代わりとなり得る選手はいない。
しかし「
赤星タイプでない1番はいないのか?」と探すと、鳥谷に目が行く。
今年の鳥谷は、赤星と同数(9/21までの成績)の四球を選び、出塁率は鳥谷の方が高い。
三振の101という数字が目に付くが、赤星も89としているので、さほど変わりは無い。
「
出塁率」という面で考えると、ほとんど同レベルとなっているので、違いを考えるには「
走塁面・長打面」となる。
赤星の足を取るか?鳥谷の長打を取るか?
こう考えると、赤星を1番から外すと「
足攻め」が出来ない代わりに、1番から長打を見込める打線が組める。
それだと、赤星は「
進塁打」が打てないので、1番以外不適任となり、スタメンで使う意味が無くなるわけである。
よって赤星1番が無いという事を、スタメンから赤星が外れる事と一緒に考えると、林か桧山をセンターで6番に据えて、1番鳥谷で攻撃的に行く打順と変わる事が出来る。
でもセンター林か桧山だと守備難を考えて、6回ぐらいまでのスタメンとなる可能性が高い。
それだと、駒を余分に使う事になり、ちょっと用量的な問題が出てきてしまう。
短期間ならば良いかもしれないが、これが長期的だとまず無理だろうと思う。
林か桧山のセンターが無理と判断するのならば、やはり赤星と同タイプの選手を探すか、赤星を無理にでも使いつづけるしかない。
本当ならば、赤星の足の状態の悪さを考慮した作戦を、首脳陣が早めに取っていたならば、もうちょっと赤星の状態も違っていた可能性は、非常に高いと思うわけで。
しかし赤星は、状態の悪さから抜けれないでいるわけである。
赤星と同タイプ選手を、レベルの差を無視してでも探すと「
赤松・上坂・狩野・庄田」ぐらいか。
この中で、正直今現在で赤星の代わりが出来る選手は、いないと思う。
狩野の打撃は魅力があるが、捕手として育てなければいけない選手なので、外野に入れたくはない。
赤松辺りを、レベル的に無理にでもスパルタ教育して向上させるのならば、赤星の代役を務めさせる事も良いかもしれない。
しかし、まだ優勝の可能性があるのだから、岡田監督の性質を考えれば、まず「
若手の教育」に赴きを置くなどは、ありえない。
と考えれば、赤星の代役は「
上坂」しかいないのが現状である。
層が薄すぎるだろう!
これは、岡田監督がシーズン前に「
選手層が厚いのに、なんで補強せなあかんのや?」として、一切のトレードや外国人補強をしなかった、目算違いから招いた失態である。
野村克也氏が「
将は常に、不安視でいるべき」と、将としての持たなければならない資質を語っていた。
岡田監督はもっと「
楽観視」を減らすべきだというのが、今回の赤星の件でわかったのではないだろうか。
あとは、2軍の選手のレベルをいかに上げて行くか。
この問題をクリアーにしないと、全体的に野手の高齢化が進む阪神の将来が見えなくなってしまう。
今年のオフか来年には、西武の
赤田か
佐藤友レベルの外野手をトレードで連れてくるなど
補強はしっかりとしないと駄目だぞ〜、というわけである。

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