阪神が3連敗しました。最悪な状況は想定していたので、さほどのショックもありません。とにかく今は、2位通過も頭に入れて「今後をどう対処して行くのか?」という部分を、ファンも首脳陣も考えなければいけないのでしょうね。
勿論、あくまで目的は1位通過です。ただ、そこの部分に拘り過ぎて、CSが行き当たりばったりの戦いしか取れなかった場合が、非常に怖いと。
多分3位には、広島が出てくると予想します。その場合には、ルイスか前田健太を相手にしなくてはいけません。両方出来てくる事も、考えないといけません。また苦手にしている、中継ぎ投手の上野とかの攻略も重要になると。
最大の目標を日本一に置いた場合、ルイスと前田健太の攻略が厳命に近くなる。ですので、今からそこの部分を、頭の隅っこに置いておく必要があると思います。
大抵は、最善や最良の状況など、自然に予想出来るものです。しかし、一軍の将という権力ある者が、誰もが出来る最良の事しか考えないで、最悪の状況に備えないのは、責任放棄に近いモノを感じるわけです。
残り14試合なんですから、時間は無いわけですからね。
一位通過する事を考えるのと同時に、広島への対策にも、時間を割きましょうね。
話は変わるのですが、最近強く思う部分に、監督に対しての絶対視や神格化する事は、どうしても危険だと思うわけです。監督というか、権力というヤツに対してです。
勿論岡田監督には、実績を残してきた部分など、評価出来る部分はたくさんあります。藤川や久保田を適材適所に配置して、JFKという革命的なリリーフ陣を形成した事。金本の4番などや、渡辺や江草とか中継ぎ陣の充実ブリを形成したのも、称賛に値すると。
ただ一方で、岡田監督が就任してから、新人や外人を上手く連れてこれない状況が続いてます。また育てられない現状も、明らかに現実的に表れてきてます。金本や矢野が年齢的な衰えが、所々見え隠れしてきました。赤星も首の故障など、問題が出てきました。ウィリアムスも年齢的な衰えか、相手の慣れが出てきたのか、とにかく打たれるシーンが目立つようになってきました。久保田は、昨年の蓄積疲労が溜まっているのか、体に粘りが無くなり、リリースポイントが安定しない欠点が目立ちます。藤川はメジャーへの希望の覗かせました。
つまり、今ある戦力が未来永劫続く事が無いという事です。これらの部分を考慮して考えると、今年からドラフトなどで、新たなチーム作りの基礎を固めなければいけないなどの、必要性が出てきたと。
岡田監督は、与えられた戦力内で采配をふるう部分は評価出来るが、チームを作る部分では評価出来ないなど、良し悪しが見えるわけです。
充実した戦力を采配させるには良いとしても、チームを作り直す手腕は果たしてどうなのか?という部分も、フロントは考えなければいけないし、ファンも同様になってくると思います。良い部分を見て、称賛や擁護するのは構わないが、同時に悪い部分もしっかりと見つめておく事も重要だろうと。そこの部分が欠けて、岡田監督を評価する人が多いのではないでしょうか。
来年以降におけて、チームを作り直す必要性を感じた場合、岡田監督で良いのかどうか?という検証をする事は、大切だと思います。いや、しなければいけないでしょう。そこに、擁護などが入れば、邪魔になるだけでしょう。
権力は常に批判にさらされ監視されないといけないと。
ただ同時に、擁護では無く、内在的な理解や共感も必要になると思うわけです。
育成が出来ない部分ですが、先発にリーソップを入れたことが現していると。リーソップが中日戦で先発した時ですが、途中で馬鹿らしくなって止めましたが、変化球の割合を数えてました。初回は0でしたね。つまり、速球のみで抑え込んだわけです。ただ中日には「速球が主な投手だが、速球のみの投手」というデータは入って無かったでしょう。当然「いつ変化球なげるのか?」という感覚は、どの打者も染み込んでいると思うので、一回り目は中日打線も面を食らった部分は、少なからずあったと思います。
しかし、二回り目する4回ぐらいには、さすがに速球だけでは持たなく、荒木にヒットされるわけです。そこで、ようやく変化球を使いだしたのですが、10球中ストライクが入ったのが2割程度でした。勿論決め球なんて、1球も出来ていません。ストライク入っても、ファールにされる程度の変化球で、結果的にはやはり速球待ちされて痛打されまくるわけです。
ヤクルトの打者に「速球は速いが、対処出来ます」とコメントされてました。つまり、リーソップは160キロ近い速球を投げて、初めて通用する部分が生まれてくると。150キロそこそこでは、通用しない球質なんでしょう。クルーンみたいな感じですかね。そのクルーンもフォークという武器があるので、速球一本槍では160キロ超えようが通用しない部分を、感じているのでしょう。リーソップには、まずそこの部分を教育するのが先では無いのか?と思うのですがね。なぜ今、先発起用する必要があるのか?と。
適材適所で見ると、リーソップがこの時期に先発するのは、とても正しい選択には思えません。まだボーグルソンの方が、先発に相応しいと思うわけです。
つまり、リーソップは先発への学科段階で、まだ実習段階には入っていないだろう、という事です。先発に、誰かを引き上げたいのならば、学科段階をしっかりと教習している、鶴とか若竹で良いだろうと。そろそろ実習を積ます段階に来ていると思うのだが、どうも今年はこういう二軍選手の起用面が歯切れが悪いと、思うのですがね〜。昨年は、歯切れ良かったのですがね。なまじっか、外人選手を獲得したばかりに、戦力を無駄に膨張させてしまい起用方法に無駄が生じてしまっているという事でしょうかね。
やはり、戦力はスリム化させる部分はさせとかないと、育成の妨げへと繋がる可能性が出てくるのは、否定できないかな。
本日は横浜戦ですが、新聞上ではリーソップが先発予想とのこと。速球だけでは、もたないでしょう。ですので、序盤にど真ん中にチェンジアップでもスライダーでも構わないから、落ちる球で空振り三振など取れたのならば、なんとかなる可能性が出てくると。一方、変化球でストライクが取れない場合は、一回りしたら3イニング目だろうが、交代さえた方がいいでしょう。
くどいが、阿部を先発で起用しないかね〜?
岡田監督が残留しようがしましが、久保か中西かどちらかを外して、先発経験豊富なピッチングコーチを連れてくるべきでしょうね。
投手の能力を見極める目と、イニングを投げさせる方法論をしっかりと提示させる事が出来る人物が、このチームには必要だと思うので。
「理想的な人物は?」
先発投手を育てたコーチとしての実績面でいうと、巨人の尾花コーチですかね。それは無理ですから、コーチ経験がる中で考えると山田久氏か、佐藤義則氏あたりになるのでしょうかね。佐藤氏は岡田監督を、辞める前にボロクソ言ってましたから、これは無理でしょう。
となると、山田氏になるのか・・・・。現役・コーチとしてあまりにも実績が高過ぎるので、岡田監督の元では機能し難いですかね。
岡田監督よりも年齢が高く、また実績が高すぎるのは無理となると、コーチ未経験者で実績を上げた若者に絞られてくるのか。
阪神OBでは、池田とか中田良とかぐらいか。う〜ん今一つですね、阪神OBに拘ると。唯一阪神OBで考えられる人物となると、星野ぐらいか(仙一じゃないほうね)。この線は、現実的にありそうですね。
でも、やはり他球団出身者の方が魅力に思えます。他球団出身者では桑田か・・・・魅力的だが、巨人しか受けないか。
私としては、シュートを教え込める人が理想なので、西本聖が良いのですがね(もったいない事しましたね、阪神は)。
エッ、来年の組閣の事考えているの、私だけ?
でしたら、ここら辺りで御暇させてもらいます。でわでわ。

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