巨人戦で、相手はゴンザレスでした。
私は、この投手は「特別凄い」とは思っていないので、攻略の手はあるだろうと思っています。勝ち星がついているのは、打線の援護と運が主で、あとは他チームが過大評価し過ぎている面もあるだろうと。じっくりと攻めれば、それほど攻略は難しい投手ではありません。ただ、味方投手が打たれてしまっては終わりですがね。3点まで抑えていれば、4点は取れる投手です。
この巨人3連戦は、味方投手が粘っていれば3連勝出来るでしょう。味方投手の出来次第で、勝敗が決する3連戦だと思っているわけです。3点失っても、4点は取れる3連戦だと。ですので、巨人打線を「3点以下」に抑える事が条件と思っていたのですが、それが安藤と久保が並ぶローテでは「難しいかな〜」と思っていたのですが、なんとか安藤が粘りを見せて、初戦を勝つと。
その安藤ですが、粘りというよりは慎重でした。慎重になり過ぎるくらい慎重でしたので、無駄な失点もあったのですが、それでも粘りが最終的にあったので、なんとか3失点という圏内に抑えられたのだろうと。
ただ、もう少し大胆に抑えるのならば、打者の内側をもっと攻め込む事が必要になると思われます。相手打者の腰を引かせるぐらいの球を投げる事が、もう少し欲しい所ですね。球威が無いのだから、それくらいしないと「自分の為」にも良くないと。相手に優しい選手は、消えるだけですからね。
これはヤクルトや横浜にも言えるのですが、内側を全く攻めないリードを見ると、いつも「?」と思うのですがね。特にヤクルトは「わざとか?」と思わすぐらいに、巨人打線の内側を攻めないわめです。これでは、つるべ打ちされるのもしょうがないだろうと。
これだけ巨人に負けて、それでも「やり返す」という気持ちが無いのならば、もうこの両チームは解散した方がいいでしょう。存在価値がありません。
巨人と同じ関東圏に所属しているチームとして、巨人にやられっぱなしという事は、自チームを「関東圏でいかに存在感を出すか?」という目的を放棄しているのも同じだと思うわけです。コアなファンのみを相手にして、それで「存在価値」を歌うのならば、あまりにもショボ過ぎますしね。
それに、関東圏のチームは3チームもあるわけで、移動距離は楽なはずです。日程的にも、西側のチームより楽なはずです。にも関わらず、この巨人に対しての無抵抗な姿を見ると、一部ファンから言われている「巨人の下請け」「巨人の犬」という表現も、言われてもしょうがないだろうと。
言われたくないのならば、やり返せと。巨人に最後勝ち越して、CSを勝ち取ってみろ!と。ヤクルトには、そう言いたいですな。横浜は、一から「何の為に球団を所有しているのか?」を考えなおす所からの出直しが必要でしょう。
話は試合へと移りますが、ゴンザレスを攻略する姿勢をしっかりと見せましたね、打線は。
安打の傾向を見ると、ほとんどがセンターからの逆方向でした。引っ張ったヒットは、確か鳥谷の1本だったと記憶してます。基本通りに打ち返せば、この投手は「苦」でも何でもないという事を証明できたと。
内側を攻めてくるのですが、それがほとんどボールになる投手なので、「内を捨てる」という割り切りが出来れば、行く様にも対処できると。つまり「攻略」の意思が、打線全体にあれば、攻略出来る投手だと思うわけです。
その「攻略」の意識があったとすれば、オビスポなんてもっと簡単でしょう。左打者の内側を、しっかりと攻めれる制球はありませんので、的を絞る事は簡単でしょう。的を絞る事が出来れば、後は球種のみを徹底的に狙えば良いと。チェンジアップと速球とスライダーが軸の投手ですが、カウントを取りに来るスライダーを狙い撃ちする事と、速球は出来るだけ無視をする事です。
無視というのは「見逃す」ではなく、カットするという意味です。関本がゴンザレスからスライダーを打った時のように、速球を無視して狙い球を捉える姿が必要になるだろうと。そういう姿勢が打線全体にあれば、オビスポ攻略は難しくないと。
というか、ゴンザレスに見せた「攻略する」という姿勢があれば、横浜線でのグリンや小林など、5回までに崩せていたでしょうと。各自バラバラに攻めるから、打線が繋がらないわけで、2点しか取れなかったのだと。
「相手が巨人だから」として、チームが機能するのは問題外です。どんなチームにも、しっかりと機能してこそのチーム力だろうと。そういうわけで、今後は横浜にも「攻略」の意図をしっかりと持った攻めをする事です。

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