面白いことに気がついた。
夜寝るときは寒くなるのでクーラーを切る。しかし朝外出するときは部屋の中が湿気るのでクーラーをつけて出かける。
部屋が無人のときにクーラーががんがんかかっていて、部屋に帰ってしばらくはつけているけど、寝る時間が近づいたらそれを切る。
夏の日本の習慣とはまったく逆だ。
今当地では社員やヘルパーの採用をしている。一応試験をするのだが、当地の人たちは算数が苦手だ。先ごろの採用試験には47人応募があったが算数の試験で正解をしたたった6人だけがとりあえず難関を突破した。
試験の内容はたとえば、3種類の二桁の数字があってその平均を求める問題だが、答えの選択肢が用意されていて、そのうちひとつが二桁、あとの二つは三桁の数字であった。つまり正解である二桁の数字を選んだのがたったの6人であった。
一桁の足し算はなんとかできるが、小数点やマイナスがついたらもうパニックになる。掛け算でもし小数点がついたら不可能の世界だ。割り算なんてこの世界にはないとされている。大学を卒業した人手さえこの状況。
しかし驚いたり笑ったりしてはいけない。これが全世界見渡してごく普通のレベルと思うべきだ。この人たちと大きなプロジェクト成功に向けて仲良くやっていかなくてはならないのである。日本の教育水準はやはり優秀なんだと思う。

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