毎日出納に氷と麦茶をいれて会社に持っていく。
前日に寮でつくっておいたものだ。パックを水につけておけば一晩でお茶ができているというもの。これを仕事の合間に頻繁に飲む。暑いから水分がどんどん抜けているから水分の補給は大切だ。ただの水を飲むより、コーヒーを飲むより麦茶が私にはおいしい。
思えば日本の自宅でもいつも冷蔵庫から麦茶を取り出して飲んでいた。
携帯用の味噌汁をたくさん日本から持ってきた。おわんに味噌を出してお湯をかければ出来上がりというもの。
でも寮での食事には味はともかく味噌汁が出てくるので使い道がなかった。そこで最近会社に毎日1袋ずつ持ってきて昼食時にこれをお湯にとかして飲む。やはり日本のこの塩加減がたまらなくおいしい。
先日会社が用意する日本食送付サービスに申し込んだ、カップラーメンやカップ焼きそばを中心にお菓子などをふんだんに注文した。到着が楽しみ。やはり舌になじんだ味は忘れるものではないと感じる。
これは美味しいという感覚とは違う根本的なアイデンティティにつながるような感覚だと感じる。フィリピンで食べる食事もそこそこ美味しいが舌がなじんでいるわけではないので単なる食料という捉え方にとどまってしまい、感覚的には無味乾燥なものが残る。でも日本風味噌汁を飲んだだけでいろいろなことを思い出す。おふくろの味というものだろうか。懐かしい。

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