当地では交通ルール、マナーがまったくない。無免許運転あたりまえ、免許有効期限切れほとんど、取り締まる警察、一人も見当たらない。だけど警察官用のユニフォームや車のガソリン代だけは要求してくる。現地ローカル人同士では取り締まることができない。だから状況は改善されない。人口がどんどん増えるこの地で交通事故の懸念がどんどん高まってくる。これは数ヵ月後にはなんらかの大問題が起きてもおかしくないような状況ともいえる。
ローカル人通しでは他人を批判しない国民性だと思っていたが、先日面白い光景を目にした。外洋船が入るとこの地のコースガードと称したなにやらいかつい3人が船に乗り込む。船長に会い、どうやら船内調べるぞと脅すが、船長は、まあまあといってウイスキーやらタバコやら缶詰を与えて帰ってもらうらしい。来るときには空っぽだったかばんが帰るときにははちきれんばかりになっている。爪楊枝をくわえながら船を降りる彼らをみて船員のフィリピン人は不快感をあらわにしてじっとしていた。面白い光景だった。
よいことと悪いことの判断はつくはずなのにどうして交通ルールは守れないのだろう。

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