本日プエルトプリンセサから当地までのセスナは実に怪適だった。
天気がよかったためセスナはできる限り高度を上げるべく離陸直後に舞い上がった。
すると行く手を阻む入道雲がもくもくと見えてきた。できるだけ雲の上に出ようとセスナは舞い上がろうとするが、雲も成長しつつありすごいスピードで背丈が伸びる。
やむをえないと思ったパイロットがちょっとコースを避けて雲の切れ目を探したはずが切れ目がまったくなく真っ白の世界に飛び込んだり、雲をでた瞬間横風にふかれて
あああっと言う間に木の葉のように横に流されたり、これ以上高度を上げれないと思ったためか急降下してみたり、後から飛び立った飛行機に着陸直後に追い抜かれて滑走路が開くまでにしばらく当地の上空を旋回したり、
いつもは体験できない不思議な経験をした。

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