今夜フィリピンのお土産をもって四谷のスナックに行ってきた。
偶然か、営業最終日だったためかゆかりの深い飲み仲間が集まった。
ずっと大声で笑い通しの楽しい時間。また月初に逝去されたMさんの追悼でもあった。
久しぶりに尺八もふいてしまった。
くだらない話題で笑っていたらお店の常連さんで高貴な方が加わって、一瞬戸惑った。われわれのレベルに引き込もうとしたが無理で、われわれがレベルアップをしなくてはいけないと努力したものの、それもやや無理があったが、そのやり取りが非常におもしろかった。百人一首の永世名人だ。尺八を聴いてもらって魂の叫びを感じると言ってもらえた。こちらは古くても室町時代。先方の平安時代にはかなわない。
1月5日、老人ホームでの演奏会の予定が入った。
民謡尺八の師匠と連絡を取った。もうしばらく日本に帰るのが遅れると伝えた。いずれにしても早く帰って来いと言っていただけた。
尺八に対する思いがまたムクムクと巻き起こってくる一日だった。
はやり日本文化の底は深いのだろう。感動の意味、レベルが特別だ。

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