2008/3/30

「ホットネットキッチンを考える会」で、ホットイートの使用実験をした。
ホットイートは、火を使わない食品加熱パックで、釣り、登山などのアウトドアで火を使用することによる事故を回避したり、災害時に食品を加熱する事が出来る。
水で発熱する過熱材と密封袋のセットで、数社から商品が発売されており、ホットイートの名称で、ネット販売されている。価格は1セット400〜500円。(大小有り)
水(水道水以外も可)で発熱する物と、加熱溶液がセットされている物がある。
使用後の発熱材は、土壌改良の効果もあり、屋外に廃棄できる。
食品(おかゆ缶詰め等)がセットされている物もある。
加熱できるのは、レトルトパックや缶詰めなど、調理済みで密封された食品。
熱によって変形する容器やペットボトルは不可。
発熱材をパックの底に置き食品を重ならないように並べ入れ、規定量の水を入れ、ファスナーを閉じ、すばやく密封する。
(発熱材の入っていた袋に水量の指定線が印刷されているが、中側には印が無いので、
印刷線で折目をつけると計量しやすいようだ)
密封後すぐに沸騰するような音がし始め、空気孔から、勢い良く蒸気が出始める。
中の水はブクブクと、まさに沸騰状態。触れないくらいに熱くなる。
そのまま20分ほど置くと、みごとに食品が温まっていた。
一人用(小)パックで、飲み物(お茶、スープ)ご飯、おかず(レトルトカレー等)の3点が適量。ご飯のパックより、レトルトや缶のように金属素材は熱伝導が良いのか、暖めむらがなく非常に熱くなった。
写真のおでん缶詰めは、具が多い為心配だったが、具材の芯までしっかり熱くなっていた。
余熱が以外にも有効利用できることが判明したのは、今回の実験の成果。
使用後すぐに使用済みの発熱材をまとめてパックに入れ密封したら、再発熱したのか、触る事が出来ないほどの熱さだった。
1パックで加熱可能な食品の量が限られている上、一回だけの使い捨て。
はたして災害時の避難生活の中で有効に使用できるのだろうか?
レジャーには良さそうだが、食品の量、荷物の重さ、気象状況を考える登山家の意見は芳しくなかった。
家庭内の防災グッズの使用に慣れておく事の必要性を今回感じた。
災害は忘れた頃にやってくる。
真面目なレポートでした。
番外編
おでん缶は美味しい!
ラーメン缶もあるらしいが・・・?
最近缶詰めの美味しさを再認識。
魚の蒲焼も缶詰めならではの美味しさがある。

投稿者:ningyomn