人魚日記

装飾塗装や空間デザインなどを手がけるユニット「ステンシルラボ」の代表MICHICOが創っているページです。
俳号、尾崎人魚から「人魚日記」と致しました。

 

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KIMA句会/五月

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 ガーベラやフランス人形目を覚す  人魚


今月の兼題
ガーベラ・蟻地獄・母の日

久しぶりに真摯に俳句に取り組んだ月だった。

俳句は、ものすごく集中力を要すし、感覚をうんと研ぎ澄まし、持てる知恵の全てを使ってやっと生まれる。
たぶん絵を描くことと、同じ脳みそを使うのだろう、両立ができない。
今月は俳句だけに集中した。

しかし、今月の「兼題」!
集中したとは言え、朝の4時まで悩みに悩み、電車の中でも、人の目も気にせず、ぶつぶつぶつぶつ。
特に「母の日」なんて、どう詠んでも思いいれが全面に出てしまう。
「思いいれ」は、どうも「邪魔」になる。
心情にせよ、言葉せよ、それに固執すると、独りよがりでしかなくなるからだ。
結果、駄作になることは、山ほど経験した。
そして、
真摯にといいながら、「母の日」は途中で捨てた。

蟻地獄と、ガーベラだけに集中してみた。
(でも出しましたよ、母の日の駄作も)

ガーベラは好きな花。
好きだと、また独りよがりになりがち。
できるだけ遠ざけて、物で詠もうと考えた。これがまた苦しい。
なぜか、ガーベラには眼を感じる。ハッと、見開かれた眼。カールした長いまつげ。
マスカラ、付けまつげ、連想ゲームの様にガーベラと眼の接点を探った。
句会に向かう途中の品川、大崎間、フランス人形が出てきた!
人形といえば、「人形の夢と目覚め」
すらっと、下5も決まった。
以前、よく感じた感覚が、ちょっと戻ってきた気がした。

静魚先生と、結女さんの特撰を頂いた。
苦労しただけに、嬉しい特撰だった。
新刊の句集「祝婚歌・荒井千佐代」を、特撰のご褒美に頂いた。
(物がかかると強いワタシ?笑)

「フランス人形」でガーベラの華やかさも加わった気がするのですが、いかがでしょうか?

素敵な句を読みたいけれど、
やっぱり、集中力。真摯に望む。
これしかないのだなあ〜。

人魚特撰

 しおれゆくガーベラや夜の肉色  留以

赤いガーベラの鮮烈な色、その赤をどうしたら表現できるか、もうひとつは、赤にこだわったのですが、こんなすごい句を留以さんが出されました。
ガーベラの深い赤は、バラとは違う単純な形にもかかわらず、血や、肉感的なかんじがします。その赤いガーベラの散り行くさまを、夜と、肉の色で、表現したこの句、すごい!

 言ふなれば本気の赤ぞガーベラ咲く  人魚

「本気の赤」にやっと行き着いたのですが、上5がねえ〜・・・
もう少し考えましょ!1年後くらいに完成するかな?

静魚先生特撰


 ガーベラやフランス人形目を覚す 人魚

 蟻地獄コルトレーンの低き音  桃兎
 ガーベラや首長くして誰を待つ 夜空
 


静魚撰

 ガーベラの花びら猫の舌に似し 桃兎
 蟻地獄しゃがめば見えし幼き日 毬
 母の日やアルバムめくりめくりして 桃兎
 蟻地獄うらはらなこと考へる 人魚
 しおれゆくガーベラや夜の肉色 留以
 ガーベラのするする伸びて茎青し 静夜
 ガーベラの一輪挿され骨董屋 留以
 言ふなれば本気の赤ぞガーベラ咲く 人魚


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タグ: 俳句 句会 句集
投稿者:ningyomn

三菱一号館美術館/マネ展

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マネ展
於:三菱一号館美術館
   〜7月25日まで

まだまだやっていると安心していると、終わってしまっていた、なんてことにならないようにと注目していた「マネ展」。
雨の中、行ってまいりました。

小学校3、4年生くらいだったでしょうか?
毎月父が持ち帰る画集のひとつに、子供の私にもちょうど良い、厚さ2センチ、20センチ角ほどのほぼ正方形の表紙のものがありました。

「今月はミロだぞ、よく見ろ」とか、「マネしちゃいかんぞ」とか、オヤジギャグとともに渡される画集を、心待ちにしていて、好きな作家のそれは父の手元になかなか返さず、何度も何度も見たものでした。

ちょっと、横道に逸れますが、マネの同世代であるセザンヌの画集は、他の作家より、やや厚く、私の「セザンヌ好き」は、その本から始まったかもしれません。
面白いことにその解説を大学時代に専攻したの「美術論」の教授が書いていて、レポートの課題は決まって「セザンヌ論」。
A評価を頂いた事は当然の成り行きでした。

さて、
マネはといえば、「マネ・モネ・スーラ]と、3人が1冊になっていて、モネの色と光に魅せられた私の記憶に、マネは霞んでしまっていました。
マネの作品をまとめてみた記憶も、あまり無いのです。
もちろん名画といわれる「モリゾの肖像」は後年知りましたが、マネの絵に強く興味を持ったことが無かったのです。

そんな訳で、
今回の三菱第一美術館で、開催されている「マネ展」は、先ず美術館への興味からでした。
この美術館、「ひとつひとつの部屋がせまくて、窮屈だった」と聞いていましたので、
期待半分だったのですが、雨女の私に雨が見方してくれたのか?4時前後の時間が幸いしたのか?とても空いていて、確かに狭いのですが、それは気にならず、むしろ、スペイン的光と色彩に固執した「マネ」の雰囲気にぴったりの空間でした。

何より、以前の建物の良い部分をそのまま残した小窓は心地よく、古い窓枠から庭の緑や空、夕暮れ時の近代的なビルが見えるたびに足を止めましたし、美しい中庭がよく見える全面硝子の上階の廊下では、蔓バラの棚や、綺麗に整えられた庭や噴水を存分に楽しみました。

美術館のシステムは、ちょっとまどろっこしい。
入り口では若い男性がかさ置き場や、ロッカーの案内をして下さり、建物に入ると、綺麗な女性達がつぎつぎに「いらっしゃいませ」とホテルの様な迎え方。
「チケットルームはこちらでございます」と示してくれるのではありますが、慇懃無礼な感じがしなくも無い。
招待券をヒラヒラさせて、「チケットルームは必要ないのよ」オーラを出しましたが、
「招待券をお持ちのお客様も、こちらで入場チケットをお渡しします」
言われるままに彼女が指し示すお部屋、いや、チケットルームに入ると・・・
あらあら素敵、古い映画の銀行のようではありませんか!
古びた感じの低めのカウンターはオープンで、「ディズニーランドのどこかにこんなところがあったわ?」と思ったりもしましたけれど、素直に賛成!

何故って、立派な美術館や博物館の前の仮設小屋の長蛇の列や、手先だけで、やり取りをする厚い強化ガラスのチケット売り場に、少々疑問があったからです。

マネは、印象派とは距離を置き、落選を繰り返しながら、サロンに固執し続けたのですが、フランスのブルジョア出身でありながら、スペイン的絵画にこだわった、彼の真意は、時代を超えて生きていくと思う。
「モリゾ」は、きっといつの時代にも美しく新鮮であり続けるし、「死せる闘牛士」は画面から死を流出し続けるにちがいないと思うから。
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投稿者:ningyomn
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