2013/3/25

池上本門寺の桜
荻窪句会:毎月第四日曜日・於「あんさんぶる荻窪」・当期雑詠 4句投句
先週から眼の調子がすごぶる悪い。今回の充血は毛細血管からの出血で、表面的なこと故、心配ないとの診断。心配なのはむしろ目の奥の炎症で、これがひどくなると眼圧が上がる。
眼圧上昇は緑内障の要因となり、最悪の場合には失明もある。何年もこんなことを繰り返しているので、慣れっこになってしまった。
土曜日には正常範囲内の眼圧になっていたので、句会に参加できた。
とは言え、右眼が霞んでいるので、左眼も疲れる。今日も少々兎のおめめ。あ〜あ。
満開の桜をぼんやりと眺めやる。
高く高く咲く満開の桜をましたから見上げる。いつしかつまらない考えは消えている。
考への消されし花の高さかな 人魚
季語:「花」
上5「考へを」を 焦点を「高さ」にとの、静魚先生のご指導により「考への」と変更。
挙げ句は、4句投句の内の1句。
ほか、先生の選1句(春雨)、特選1句(花えんどう)。(都合によりUP致しません)
そして、なんと0点句が!
暗黒の焼きつくされし春の闇 人魚
抽象的で、つかみどころがない句なので、共感してもらえないのは当然か?
恐ろしいくらいの暗闇など、最近は経験することがないが、津波や原発の被災地は今夜もそのような闇に包まれる。
昨日の句会は、桜満開の中、春らしい明るい句を期待していたが、ごちゃごちゃと、理屈っぽい句が多かった。
人魚の選はいつもなら先生の句のオンパレードなのだが、全て初見でマークしたにもかかわらず結局1句も取らなかった。拙句(挙げ句)も選句も、情緒的だったように思う。
河内静魚先生の句
引く水を波とはいはず西行忌
砂色に砂をひろげて春の波
ふらここや清少納言なら乗らん
とんとんと鶯餅の歩きさう
改めてノートを見返すと、この4句には納得。
選句と鑑賞の眼と言葉も磨かなければ。。。
精進精進。

投稿者:人魚