人魚日記

装飾塗装や空間デザインなどを手がけるユニット「ステンシルラボ」の代表MICHICOが創っているページです。
俳号、尾崎人魚から「人魚日記」と致しました。

 

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「毬」荻窪句会

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                            池上本門寺の桜

荻窪句会:毎月第四日曜日・於「あんさんぶる荻窪」・当期雑詠 4句投句

先週から眼の調子がすごぶる悪い。今回の充血は毛細血管からの出血で、表面的なこと故、心配ないとの診断。心配なのはむしろ目の奥の炎症で、これがひどくなると眼圧が上がる。
眼圧上昇は緑内障の要因となり、最悪の場合には失明もある。何年もこんなことを繰り返しているので、慣れっこになってしまった。
土曜日には正常範囲内の眼圧になっていたので、句会に参加できた。
とは言え、右眼が霞んでいるので、左眼も疲れる。今日も少々兎のおめめ。あ〜あ。

満開の桜をぼんやりと眺めやる。 
高く高く咲く満開の桜をましたから見上げる。いつしかつまらない考えは消えている。

   考への消されし花の高さかな  人魚

季語:「花」
 上5「考へを」を 焦点を「高さ」にとの、静魚先生のご指導により「考への」と変更。

 
挙げ句は、4句投句の内の1句。
ほか、先生の選1句(春雨)、特選1句(花えんどう)。(都合によりUP致しません)

そして、なんと0点句が!

  暗黒の焼きつくされし春の闇  人魚

抽象的で、つかみどころがない句なので、共感してもらえないのは当然か?
恐ろしいくらいの暗闇など、最近は経験することがないが、津波や原発の被災地は今夜もそのような闇に包まれる。


昨日の句会は、桜満開の中、春らしい明るい句を期待していたが、ごちゃごちゃと、理屈っぽい句が多かった。
人魚の選はいつもなら先生の句のオンパレードなのだが、全て初見でマークしたにもかかわらず結局1句も取らなかった。拙句(挙げ句)も選句も、情緒的だったように思う。



河内静魚先生の句

  引く水を波とはいはず西行忌  
  砂色に砂をひろげて春の波
  ふらここや清少納言なら乗らん
  とんとんと鶯餅の歩きさう


改めてノートを見返すと、この4句には納得。
選句と鑑賞の眼と言葉も磨かなければ。。。

精進精進。




 


1
タグ: 句会 季語 結社
投稿者:人魚

テーマ句会

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  たんぽぽの上を何度も人の影  静魚

「テーマ句会」は、毎月第2日曜日、「あんさんぶる荻窪」で開かれる、結社「毬」の句会。
(通称「本会」と呼ばれる「荻窪句会」は、同会場にて第4日曜日)
あらかじめ決められたテーマ(季語ではない)を3句投句し、その日の1回目の句会が行われる。
およそ1時間〜1時間半ほどで、選句、鑑賞。ここまでは、ウォーミングアップ。(今月のテーマは「遠い」)

2回目の句会は、席題ふたつ。4〜50分ほどで7句を詠み、投句する。
「たんぽぽ」「あたたか」が今回の席題。

挙げ句は、人魚が特選に頂いた句。
道端か公園に咲いているのであろう、たんぽぽの前を人が行き過ぎる。「人の影」という下5が、どことなくペーソスを感じさせる。けなげに咲くタンポポらしい句と思い、頂いた。



 タンポポのやうに大空仰ぎけり 静魚

これも、実にタンポポらしいと思い頂いた。
タンポポという花は、真上を向いて咲く。同じように咲く花は他にも有るのだが、「大空を仰ぐ」という表現がぴったりと来るのは、あの黄色くまんまるで、真直ぐに小さいながらも一生懸命咲くタンポポだからこそと思える。

 タンポポや重くなるとき日の沈み  静魚

タンポポ原の夕日だろうか、だんだんと傾き地平線に近付いていく。まるで太陽自身が重くなっているようでもある。タンポポの色も濃く重い黄色に変わり、やがてシルエットとなる。そんな景だろうか。「重くなる時日が沈み」という表現が特に気に入って頂いた句。


 タンポポの手にしてること忘れをり  静魚

タンポポはそんな花である。特別ではないけれど、つい手折りたくなる親しみと愛着のある花。

 仏の手いつもの位置にあたたかき  静魚

春の空気や光を包み込むように組まれた仏像の手。滑らかに丸い肩や柔和な御顔の仏様に違いない。「いつもの位置」が優しく暖かな春を象徴している。

8句選(内1句特選)の内、特選を含め、5句も先生の句を選んだことになる。

実は、テーマでも5句選の内、3句も先生の句を頂いた。

  糸見えぬとき空の凧遠きかな  静魚
  春寒の行きとどく眼を遠くまで  静魚
  春光や遠のくものに川の水  静魚

3句とも、そこはかとない孤独感を感じる句。否、なんという孤独感!


人魚句は と言えば、テーマでは2つ先生の選。皆さまからの選がたくさん入った句は、上5がダメと、甘さを指摘された。
席題は先生の特選2、選2、テーマ、席代とも、投句のすべてをどなたかが選んでくださった。

共感してもらえる人が一人でもいれば嬉しいと思う、最近の人魚である。

拙句は都合によりUP致しません。ごめんなさい^o^;






 

1
タグ: 俳句 句会 鑑賞
投稿者:人魚

河内静魚 第二句集「手毬」

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我が師、河内静魚先生の第二句集「手毬」平成五年八月発行

 先日の句会のおり、先輩から、<書架新彩>に掲載された、中嶋鬼谷氏による、この句集の鑑賞のコピーを頂いた。

巻頭に、
  今はただ、この句集を亡き加藤楸邨先生に献げる
 雪のち雨あめのち晴と呟きぬ

と、書かれたこの句集を、ある時期私はバイブルのように持ち歩いていた。

 鬼谷氏の鑑賞は、石寒太氏による「手毬」の跋からの「寒雷」への劇的な登場の逸話や、「寒雷集」巻頭句を引きつつ楸邨選「特選」の句を挙げ、楸邨の「フィンラディア」であることを両氏の句を並列し、「怒涛」の申し子なのだと記している。
 更に、「隠岐行」以降「泣き虫静魚」は消えた。と断言し、静魚俳句の風姿は、外界の客観的認識を自己の内面追求によって詩に昇華せしめた造形である。と書いている。

遠く霞んでいた、先生の歴史の欠片。有り難く拝読した。

 われ佇てば一感嘆符夏木立  昭和60年9月号「寒雷集」

3
タグ: 句集 鑑賞 俳句
投稿者:人魚
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