2009/12/28

今月の季題は、「河豚」「寒き」「暖房」でした。
人魚特撰:
ぶつかりし波のかたちの寒さかな 静魚
静魚特撰:
暖房に甘えに帰る箱の家 彩河
別れ際耳の後ろに寒さ来る 毬
紙漉きの簀桁に硬き寒さかな 桃兎
河豚刺しの最後のかたさ舌に乗せ 留以
昨日はチャレンジャー人魚で、ちょっと変わった句をを出したら、やはり沈没!
それを言い訳にして、今日は先月から裏句会で始まった、俳句の楽しみ方をご紹介します。
これまでの裏句会は、桃兎さんの手料理やお酒でお腹を満たしつつ、俳句の事、近況等々、たわいもない会話を楽しむ事を常としていました。
ところが先月、「席題」が話題になり、先生のご提案で、
席題で詠んでみよう。と言う事になりました。
座長が題を出し、皆、即興で詠むのですが、即興ですから、そのスピードがすごい。
題が出されたらすぐに書き、投句。座長が読み上げ、皆は目を瞑り、好きな句に挙手をする。
これを、何度も繰り返すわけです。
ゲーム感覚で、とても面白いのですが、なにしろ、「グラスに穴があるみたい」などと言いつつ、たらふくお酒を頂いている私は、帰路、思い出そうとしても、題をひとつも思い出せない酩酊状態。
先月ここで、ご紹介しようにも出来ませんでした。
今月もまたやろうと言う事になり、一句目は先生が座長、一句目に一番点を取った人が
つぎの題を出す方法で、昨日も楽しみました。
実力派の結女さんが、数回座長になったことは、特筆しておきますね♪
昨日は、季題にあやかり、ふぐ刺し、ふぐ鍋を、桃兎さんがご用意してくださいましたので、お酒が進み、記憶が曖昧なのですが、かろうじて、自分の投句用紙を数枚持ち帰っておりましたので、駄句をご紹介します。
題は、「雑煮」「年の暮れ」「初夢」「初湯」「冬ざれ」の5つだったと思います。
嫁姑鍋に溶けあふ雑煮かな
戸惑いの写経の束や年の暮れ
初夢のシナリオ創る日暮れ時
幾十の歴史を見たり初湯かな
冬ざれてダイヤのクイン見失ふ 人魚
1ヶ月も考えた句も、数秒で詠んだ句も、大差ないなあ〜・・・
精進します。

投稿者:ningyomn
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