2010/11/22

今月のKIMA句会の兼題の一つは「蕪蒸し」。
季語のジャンルには、誰しも得て、不得手があると思いますが、人魚の不得手季語は、料理。
兼題に出なければ、まったく詠まないといっても過言ではありません。
料理の句は・・・
フォンデュ冷め疑い解けぬまま寒し 人魚
くらいしか、 思い出せないなあ〜。
きんとんの隣り黒豆指定席 人魚
なんて、句もありましたっけ。
他にはとんと思い出せません。
で、俳句を置いておいて〜
「蕪蒸し」じつは、「蕪」は我が家では、評判が芳しくないのです。
漬物は母(姑)のレシピの「からし酢漬け」をはじめとして、浅付けや ぬか漬けなどなどなど、そして、和風サラダ、イワシのカルパッチョにも入れたりと、とてもよく食すのですが、調理をすると、歯ごたえがないからか、NGなんです。
でもでも、私は、大好物なので、有無を言わさず昨夜は「蕪蒸し」!
また、「中途半端な感じ」と言われたくないので、イレギュラーな内容にしてみました。
普通は鯛なのですけど、輪切りの蓮根の上に、お酒たっぷり甘めで濃いめのだし汁に漬けておいた鮟肝を置き、
スライスした椎茸の形を元通りに整えて その上に置きます。
そして、しっかり泡立てたメレンゲを混ぜた「おろし蕪」を通常よりたっぷり山盛りにかけtて、蒸しあげました。
本葛で、とろみをつけた、濃いめお出汁もたっぷり掛けます。
実家の庭で収穫した「ゆず」と、ぎんなん、万能ねぎ をトッピング。
蓮根の歯ごたえと、これだけでもおなかがいっぱいになるくらいのボリュームに、文句の出ようはずがない。
言えなかったのかな?
でも、この料理、時間の割に仕上がりが地味なので、来客のときには作りませんし、なかなか登場の機会がありません。
だから俳句なんてね〜〜〜〜・・・・・・
あ!もう一つイレギュラー。

これ!蕪の汁。
おろした蕪は絞らず、しばらく細かいざるにおいて、落ちた汁です。
ここに、ゆずを少し絞り、結んだ皮を飾りに。(冷蔵庫で冷やしておきます)
お好みで、ゆずこしょうを入れても美味かしら?
ジアスターゼで、脂も生臭さも吹っ飛びまあす。
今回、具が「鮟肝」なので、おもいついた一工夫。
グラスの縁に飾り塩をすれば、「蕪蒸しセット」で、おもてなしの一品にもなるかもしれませんね?
晩酌は、有無を言わさず、熱燗。
メインはお土産の大きな「カマスの干物」でした。
残りの蓮根は「きんぴら」にして副菜に。
今日のお弁当にも入れちゃいました。
ぎんなんの下ごしらえは、信じられないかもしれませんが、紙封筒に入れて、レンジへ。
ボン!という音がしたらOK。
薄皮もきれいに剥けます。

投稿者:ningyomn
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