2013/10/6

高さ634メートル。2012年5月に開業し、東京のシンボルとなっているスカイツリー。
いつでも行けると思うと行かないもので、毎日のように見ている東京タワーでさえ、昨年の吟行まで半世紀もご無沙汰をしていた。
一念発起。は、大袈裟だが、良く晴れた土曜日に行ってみた。やはり、大変な人出。
平日に来ればよかったと言っても後の祭り。整理券を受け取ってから展望デッキへ行きつくまで、2時間以上。
予約券を持っていれば、すぐにチケット売り場へ案内してもらえるが、当日券は、混雑している場合には先ず整理券を貰い、整理券に指定されている時間に並び、展望デッキ入場チケットを購入。更にエレベーターの列へ並び、展望デッキへ。という具合だ。
展望デッキは340〜350メートル。展望回廊は450メートルの高さ。絶景なり。
お勧めは、晴れた日の日没少し前の入場。但し、夜景を期待するカップルも多く、この時間帯は特に込み合うようだ。
日中、日暮れ、夜景、三つの景色を楽しめるが、込み具合と日没の時間を見計らい、整理券を調達しなければならないし、眼前の絶景を見ながらグルっと見回すこともままならない。
混雑を回避したいならば、事前に待ち時間の情報サイトを見てから行くのが無難。
皇居、浅草寺、お台場、レインボーブリッジ、横浜ランドマーク、埼玉、千葉方面も見渡せる。灰色のビル群の中、真っ赤な東京タワーが愛らしい。
秋の夕暮は格別だった。水平線を染めながら日が沈み、太陽の最後の吐息だろうか、あの青とも緑ともつかない一瞬の光。やがて夕闇が迫り街の灯りが灯り、全ての星が地上に落ちたかのような煌き。暫し背後の喧騒を忘れる。
ロマンチックな気分から一転、ごったがえすショッピングモールを巡ってみた。
お土産品売り場は、当然スカイツリーを模った商品のオンパレード。
お菓子、Tシャツ、キーホルダー、文房具・・・。なぜか、修学旅行で買った東京タワーの栓抜きがまだ家にあると言っていた友人を思い出した。
キラキラのボールペンやピカピカのミニチュアタワー、思い出と共にいつまでも輝いていて欲しいものである。
東京スカイツリー展望デッキにて
秋うらら視線混み合う街の上 人魚

投稿者:人魚