2012/10/5



宝物がひとつ増えました。
「日本のもの、こと」の最後のオークションで以前から欲しいと思っていた「相場るい児作・水滴」を購入しました。
るい児さんの作風は、今風にいうと「キモカワ」。
以前、金魚の帯留めを買い求めましたが、この猫の水滴は伺うたびに見ては、どうしたものかと保留していました。
今回は、最後のオークションということもあり、そそくさと入札。幸い落札できたので、我が家にやってきたというわけです。
水滴としてより、金魚の見張り?が彼(?)のお仕事です。
実は写真(上)の水槽は、お気に入りのピンポンパールという種類の金魚を入れたいのですが、写真の金魚(サンタを改名しピラ)が、とても獰猛で、次々同じ水槽の金魚を襲うので、ついに隔離し、独房とあいなったのです。
改名した「ピラ」はピラニアからですが、少しおとなしくなるよう、見張り番をしてもらってるってわけです。
こんな風に物を置くときには、ストーリーを作り、角度にもこだわって置くのですが、バカバカしいとか幼稚とか、思われるかもしれません。
ですが、私には大変重要なことで、絵を描くとき、デザインをするとき、クラフトを作るとき、俳句を詠むとき、すべてストーリを頭の中に展開するので、住空間もそのようにしていないと居心地が悪いだけでなく、想像力も創造力も萎えてしまうのです。
ゴチャゴチャと物の置かれた部屋は、自分にはとても機能的で居心地の良い空間です。
ちなみに、写真左の照明は、ずいぶん以前になりますが、インテリア雑誌での「和の空間造り」の依頼の作品のひとつです。気に入っているので、いまだに捨てられず、電球をLEDに変えました。
奥の掛け軸は、グラフィックアーティストAQIHICO氏の写真作品と私の手描きの金魚のコラボ作品です。
同様に極薄和紙の重ね使いを手描きだけで軸仕立てにしてみようと思っています。
張りあわせは、紙が薄い為か、なかなかぴったりと思い通りの位置に合わせていただけないので、表装も習おうか・・・。
あ〜あ〜あ〜、何もかも中途半端だよ〜〜〜!

投稿者:人魚