わんたさんが紹介していた
きんのり丸の天然活あさり。
2キロ頼んだのですが、すぐに食べてしまいました。
クラムチャウダーも作りたかったのに・・・・
木更津の浅瀬で取れる天然のあさりは2キロから頼むことが出来ます。
輸入した稚貝を養殖したものではなく、木更津の地のもの。
クール便で到着したあさりは、大きさが不揃いで色が黒い。
一度に2キロもあさりを買ったことがないので食べきれるか心配でしたが、なんのなんの二日で全てなくなった。(^^)
定番のボンゴレビアンコです。
あさりの出汁の旨さを堪能するには、このシンプルなパスタが一番ですね。
中華なべにオリーブオイルとバターを入れ、バターが溶けたところに唐辛子と荒微塵のニンニクを投入。弱火でニンニクが色づいたら唐辛子を取り出し、表面の汚れを取ったあさりを大量投入。白ワインを振り入れて強火に。
ワインが沸騰してきたら蓋をして、あさりの口が開いたら蓋を取る。パセリがあるときは微塵切りにして、蓋をする時に振り入れておくと香りがいいです。
ワインはたくさん入れる必要はありません。あさりから出汁が大量に出てきますから。あとは中火で出汁が半量になるぐらいまで煮詰めます。出汁が多くて時間がかかりそうなら、面倒でもいったんあさりを鍋から出しておくと硬くなりません。
パスタを茹でるお湯の塩は控えめに。あさりからかなり塩気が出るので。
パスタはアルデンテより硬めに、まだ芯があるぐらいに茹で上げます。あさりの出汁を絡める時には手早くパスタと混ぜないで、弱火のまま鍋を煽りながらパスタに出汁を吸わせましょう。そうすると出来上がりがちょうど良いアルデンテ具合になるはずです。パスタ自体もあさりの旨味を吸って美味しい。
ここで鍋を煽りたいので、中華なべを使ったのでした。フライパンだと上手く煽れないんです。
乾燥バジルしかなかったので、仕上がりに振り掛けます。乾燥ハーブは香りが飛び易いので仕上げに使うのがいいですね。
お皿に盛りつけ、バージンオリーブオイルを廻しかけて出来上がり。
贅沢にあさりを使いました。
いつも買っている活あさりと比べると、味が濃いと言うか、旨味が深いと言うか、出汁が旨いのに驚きます。あさりの旨味はいいですね。なんか、すごく滋養に富んでいる気がする。
噛みしめた時に口に広がるのは旨味だけではありません。香りも良い。貝の旨味は独特です。磯の香りをまとっている。この香りが、また旨味をふくらませるんですね。そこにバターとバジルの香りが重なって、もう何も言うことはありません。
自然と笑顔になっちゃいます。(^^)

シンプルな料理なので、パスタもいつもと変えました。
ジュゼッペ・コッコのスパゲッティーです。
湧き水を使い、低温で長期熟成乾燥させたパスタ。
ブロンズの口金から押し出す昔ながらの製法で作るため、麺の表面がザラザラです。このザラザラがソースの絡みを良くし、ソースと一体になった小麦の旨さを楽しめます。
職人気質で昔ながらの製法を守り最高の品質にこだわったパスタは、バチカンのローマ法王庁にも収められている。
500gで550円とチョット高めなので、良い食材が手に入った時だけに使ってます。
このパスタがあさりの出汁を吸って美味しくなるんですよ。
アルデンテに仕上げても、ただ堅めと言うのではなくモチッとした食感がある。
プリッとしたあさりと一緒に食べると最高です。
実はあさりが着いてすぐに、いつものパスタでボンゴレビアンコを作ってみたんです。美味しかったのは当然なんですが、あんまりあさりが美味しかったもので、次の日にジュゼッペコッコで再び作ってみました。
う〜〜〜ん、まったく別物ですね。
ザラザラの表面が本当によくソースと絡む。パスタ自体の小麦の味が豊かで、よく絡んだあさりの旨味をガシッと受け止めている。
木更津の天然活あさりとイタリアの良心のようなパスタ。
シンプルなので、材料の良さが際立ちました。
家でもこれだけ美味しいものが楽しめる。
良い出会いに感謝です。
ごちそうさまでした。

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