【まつり】
この間のお盆に帰郷した際、友人HとHの妹夫婦とそのベビーと、とある山奥の村の夏祭りに行って参りました。
私にはエンモユカリモない土地のお祭りなんですが、2,3年前に一度行ったことのある友人Hが「面白いからぜひ!」と誘ってくれたんです。
『村人が踊る』
という気になるキーワードと共に。
いや〜…
ここ数年、これほどお祭りが面白いと感じたことがあったでしょうか。
高校のグラウンドに立てられた盆踊りのお立ち台と、出店…。
なんら変哲のない地域のお祭り。
「違う」といえば、アシがないと、なかなか来れない山奥の地域のお祭りと言うのに、次から次から人がやってくるということでしょうか。
それから、盆踊りが始まるまで、ラテンのポップスやサルサが流れまくってるという(スペインのクラブのようだ…)ギャップがあります。
日が少し傾き、お祭りの実行委員会からの放送。
小さい子どもたちの鳴子を持った踊りがはじまり、そして、いよいよ大人たちも踊りの台のまわりに集まってきました。はっぴを着た実行委員会のひとたちを中心に、まずは地域の「音頭」から。
次は、死んだはずだよおとみさん♪
うんうん、ここまではわかる。
(ただお盆期間の夏祭りに死んだはずだよ…とは)
しかし。
次の曲から。
70年代?80年代?の洋楽に!!
おおぉぉ…。
噂には聞いておりましたが。
そして、曲ごとに振り付けが違う!
しかも、村人(と思しき)殆どの人がばっちり踊れている!!!!
揃っている!!!!
衝撃です。
こんなお祭りがあったとは…。
おそらく最初は村人ばかりが踊っていたであろう、その踊りの輪が、回を追うごとにどんどんと広がっていきます。
老若男女、小学生、反抗期じゃないの?と思しき中学生くらいの男の子たち、ギャルもギャル男も、オッサンも、オバさんも、おじいさんもおばあさんも踊っています。
(あくまでも推測ですが、この祭のときだけ、里帰りしていると思われる)オネェ系の人も、浴衣をはだけさせながら汗を飛ばしながら踊っています。ちなみに、このオネエ系の人は、踊りは完璧で、しかも、独特のアレンジまで加えて踊ってらっしゃいますよ。手の上げ方、首のそり具合とか、腰の入れ具合が、他の人たちとは一味もふた味も違う…!
踊りをしらない、他地域のひとたちも、上手な人の踊りを見ながら一生懸命続きます。(けっこうステップが難しい)
もちろん。
私も、友人も、途中からやってきた友人の母も。
全員、踊りに参加しました。
参加せずにいれませんでした。
お盆の晩に良い汗、かきました。
花火も灯篭流しもすごくよかったし…(若干「踊り」の勢いに押され気味ですが)
いや〜…
これは、本気で来年もまた来たい!と思わせる、良いお祭でございました。

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