カボチャの煮もの作ろうと思って、かぼちゃを手にとると。
ん?
たまねぎて!!!
これカボチャですけどー!(笑)
…………はい
これで事件(?)が終わりやったら良かったのですが…。
…ここから本当のカボチャ事件、「恐怖」の始まりでした。
私は、カボチャが硬いので、軽く電子レンジにかけてから切ることにしました。
レンジで一頻回ったカボチャを取り出し、まな板の上に置き、ナイフを入れます。
いつもどおりに4等分し、ワタをスプーンで取り出します。
2つ目のワタを取り終わったところ、
「ん?」
視界の端で何かが飛び跳ねたように見えました。
その何かが飛び跳ねた辺りをもう一度見ますと。
ウネウネと動く白いツヤツヤした幼虫が机に這い回っているではないですか!!!
「え!!!!」
そして、残りのカボチャを見ると、ワタから白いウネウネたちががまさに飛び出さんとしているではないですか!!!
「あかんてあかんてあかんてあかんて!!!」
とりあえず、そのカボチャからこれ以上ウネウネが飛び出す前に!と、カボチャを大急ぎでビニール袋へ。
しかし、先に飛び出した幼虫がまだ机の上に。
その幼虫。
しばらくウネウネした後に、
きゅーきゅーっと丸くなって一瞬球体のようになってから
ぴょーーーーーーーーーんと跳ねる!
「ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
「跳ねんとって〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
一人、家で大騒ぎしました。
(そして、大騒ぎしながら片付けをしました)
風を入れるために窓を開けているので、私の叫び声はそこかしこに響きわたったことでしょう。
ご近所の皆様、煩くしてごめんなさい。
大騒ぎしたので、片付けた後はしばらく放心状態でした。
これ、虫嫌いの人やったら卒倒するかもしれませんね。
さて。
ようやく落ち着いたので、私の明日のお弁当のおかずを奪った「幼虫」の正体をはっきりさせたいところ。
………
色々調べて分かりました。
白い幼虫は
「カボチャミバエ」
のお子様でございました。
(ネットで検索すると、画像も色々とアップされてます)
主にこのハエは山間部で発生することが多いそうです。
しっかりと成熟した実では少数の幼虫が 内部をムシャムシャ食べても腐ることがなく、見た目は健全な実と変わらず、見分けがつかないために割ってみてはじめて被害に気付くことが多いのだそうですよ。
ただ、ある程度大きくなった幼虫は、実の中でも跳ねる為(!!)丸ままのカボチャの実に耳を寄せると、ぴょんぴょんしてる音が聞こえるんですって!!
驚き!
そんな彼らは、身の中で大きくなって、蛹になって、それからハエになって、ぷーんと実から出て行くそうです。
いやー…
怖かったけど…
勉強になった…
これから、丸まんまのカボチャを、低農薬や無農薬中心のお野菜を取り扱っている市場で買うときは、カボチャに耳を寄せ、カボチャミバエチェックをしないといけないですねぇ。
それにしても。
一回レンジかけといてよかった。
(生き残った奴ら、スゲェ!)

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