昨日、チャリンコで30分かからずに行ける場所にある神社へスケッチブックとカメラを持って参ってきました。
そこは、酒造の守護神としての尊崇を受けられた神様がいらっしゃる大社で、また、子孫繁栄や授子安産の御利益もあるとされています。
さっそくお参り。
立派な松と沢山の酒樽。
雅楽を奉納する舞台の周りには菊の鉢植え。(菊の鉢の支柱に別の植物の実をぶら下げていたのには何か意味があるのかしら…尋ねればよかった…)
子孫繁栄や授子安産の神社というだけあって、ご夫婦やご家族連れの方がお参りにこられてました。
さて、私は。
スケッチをするのに庭園に入り、…ちなみに、庭園に入園するのに500円かかります…が、宮司さん(めっちゃええ声!)と思しき人に、「鯉にあげて下さいね」と鯉のごはんを頂きました…で、さっそく、鯉へごはんをあげてみることに。
池にかかった小さい橋の上から、ぱらぱらとごはんを撒くと。
わしゃわしゃばしゃばしゃーっと沢山の鯉が!
予想はしていたけれど、大量の鯉の口が水面を乱しながらパクパクとごはんを欲しがる光景は迫力があります…。
で、その食欲旺盛な鯉たちをスケッチ。
ぱらぱらと撒いては描き描き…
ぱらぱらと撒いては描き描き…
描くのに夢中になりすぎると、鯉が
「もう、くれへんのやったら帰るしね!」
と、尾っぽを向けてどっかへ行こうとするところを
「あぁ!待ってぇ!!!ほ、ほぉうら〜!ごはんだよぉ〜!!」
と、引き止める…の繰り返し。
たまに、通常の鯉の3倍くらいのボス的な奴が、口をごぼぉっと開けて登場するのには「鯉の妖怪や〜!!(違うけど)」とテンションあがりました。(小さい鯉が簡単に吸い込まれそうな大きさの口…デカイ!!コワイ!!ごはんを求めて水面に上がった妖怪の口の前を横切った奴は、ちょっと横腹を吸われてたぞ!!)
ひゃっひゃしながらのスケッチも、ごはんがなくなり次第終了。
残念!
鯉たちはさっさとどこかへ泳いでいってしまいました。
(手には鯉のご飯の残り香がしっかりと…)
その後は、花の季節でもなければ紅葉にはまだ早いという、人っ子の見当たらない(お庭の管理をするおじさんたちがせっせとお仕事をしてらっしゃる)庭園を散策。
気になる植物や、虫さんをスケッチしながら、写真を撮りながら。(蚊にさされながら…)
社の方からは、朗朗と祝詞をあげる宮司さんの声(テノール歌手のような声です)。
ジョロウグモをスケッチしていた時に捕食の瞬間も見てしまったりと、なかなかエキサイティングなスケッチタイムを過ごせました。
だいぶ長いこと居たので、寄り道をせずにお家へ帰ることに。
こっちに来てもう3年越えたのに、まだまだ知らない寺社仏閣や施設がいっぱいあるなぁ。いつでも行けると思ってるとなかなか出かけないものです。
やっぱ、こうやってちょこちょことスケッチしに出かけようっと!

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