「休みは寝てすごしたい」とか、ほとんど思ったことがないのですが。(休み“こそ”起きてやりたいことがいっぱい!)
それでも朝方の涼しい空気のなかでゆっくり寝床でまどろむことが心地よく感じる季節がようやくやってきました。
今年もNOクーラーで乗り切った暑さにはそれなりに対応可能な私も、やはり過ごしやすい季節になるとヤレヤレと思うものでございます。
寝床で思い出しましたけどね。
最近、すっごい小さい「糠床」を手にいれました。
(ちょっと周りが汚れてますが、ちゃんと拭かなきゃ)
お漬物屋さんで売っていた糠入りの糠漬けを購入したのがきっかけです。
そのお漬物を売っているところに「自宅で糠漬けを初めてみませんか?」と書いてありました。
買ったお漬物を食べきったあとに、ニンジンとキュウリを小さめに切って入れましたところ。(入れ物のサイズが直径10センチ程度しかないので)
意外ににすぐに漬かるもので。
いや〜…
いいですね。
もともと糠漬けを食す習慣がほとんどなかったのですけれど「すぐき」とか乳酸発酵させたお漬物も好きなので、このあっさりとした酸味と旨みが良いです。
朝と晩に少しだけポリポリしてます。
糠漬けというと「毎日混ぜなきゃいけない」とか、大変そうでなかなか手を出せなかったのですが、このサイズなら…と。
そして、その後色々調べてみたら、冷蔵庫で保存する場合は別に毎日混ぜなくてもそれほど問題ないみたいやし、ある程度長い期間置きたい場合でも、糠床は冷凍保存しても復活する…なんて書いてあったので、ますます興味が出てきました。
発酵食品といえば@
ヨーグルトや納豆、お味噌やキムチもそうですよね。
どれも冷蔵庫にだいたいいつも入ってますし、発酵食品を食べない日はありませんね。
特にヨーグルトは記憶ある限り毎朝食べ続けています。
そうそう、先日友人のお母さまから九州のお味噌を少し頂きましたけど、かなり大切につくられたお味噌のようです。塩分が若干高めですが、色々使えて美味しいです。
そういえば、今年の夏は発酵茶である“阿波番茶”も初めて飲みました。
普通お茶の発酵はほとんどがお茶っ葉そのものが持つ酵素による発酵なのですが、これは乳酸菌による発酵なんです。碁石茶とかが有名でしょうか?
お茶なのにちょっとすっぱい不思議な感じ。
その後味の酸味がとても爽やかに感じました。
それにしても。
日本だけでもいったいどれだけの発酵食品があるんでしょうね。
発酵食品といえばA
もう何年も前に実家からこっそり持ち出してきた「美食」について書かれた本。
『飽くなき食欲が生んだ[発明・発見]の文化史・人はこうして美味の味を手にいれた/小泉武夫 著(1996年
発酵…間違い…発行)』
世界中の珍味や美味をエピソードや歴史を交えて紹介しながら、人間の「食」にかける執念、主に発酵微生物と人間との関わりなどについて面白く書かれた本なんです。
世界中の“とてつもなく臭いけど極上の味”ばっかりを紹介した章があったり。
著者が大学の先生ということもあって、研究室の学生と、日本でも大昔につくられていた“口噛み酒”を再現してみたものを科学的に検証してみたり。
1996年当時の発酵食品が健康に与える好影響の研究についてとか。
書けば長くなりますのでもう書きませんけども(笑)それはもう知的&味覚好奇心(?)をくすぐられるのです。
…………。
…えー
はい。
寝床に始まってテンション高く発酵食品についてツラツラと書いてしまいましたが。
あんまりにも長くなりそうなんで、ここらへんで一旦終了します(笑)
昔の人が良いって食べてるものはやっぱり身体に良いんだなぁと。
ま、もちろん発酵食品だけじゃありませんけどね。
錠剤になったサプリメントも今の時代には合ってて便利ですけど…
出来る限り毎日食べる食事で、健康と元気を保ちたいなぁと思う今日この頃です。

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