この日曜日は朝からぱたぱたと外出。
この日は手袋忘れてしまってちょっと後悔するくらいの寒さ。
まずは『北斎展』へ。
開催されてから約2週間経つけれども、やはり昔も今も人気のある絵師さんですから色々な年代の人たちが多く観にいらしてました。
初期から晩年、そして、とっても有名な代表作から「え?こんなものも描いてたの?」まで“北斎”を幅広く網羅した感じの展示でした。
北斎のその卓越した、画面を構成する技術技量について書くまでもなく。
(むしろ私の拙い文章力では…)
そう。
絵を見るのに使っているのは視覚だけなのに、作品に向き合うと聴覚や嗅覚などの他の感覚までも働いているような錯覚に陥る素晴らしさ。
描かれた風景、そこに暮らす人々や行きかう旅人たちを見ていると、旅番組やなんかのテレビ中継を見ているかのような……実際に旅をしていて鈍行列車やケーブルカーの車窓から外を眺めているような……。
中のひとたちがこっちに気付いて手招きのひとつでもしそうな臨場感にワクワクしながら、数々の作品を楽しみました。
眼福眼福…
(図録欲しかったけど、グッと我慢の元気な子で耐えました)
ちなみに、別フロアでやっていた古文書展。
私は、流れるように美しく書かれたかな文字の書物などのその筆跡を目で辿るのが好きなんですが。しばらく見ていると筆が、そしてその筆を持つ人が見えるようで、一人硝子ケースの前でドキドキしてしまいます。何と書いているのかほとんどわからないのに(笑)
やぁ…美しい文字はいいものです…
さて。
北斎展の次は『読書会』。
これは、昨年から友人に誘われて参加させてもらっています。
大学の一室を借りて、お茶なぞを飲みつつおしゃべり…もとい、その本の内容について掘り下げたり広げたり脱線したりしながら皆で課題(?)の本を読み進めながらお話をするという。(だいたい一回の会で一章ずつ進んでる感じ。今回まで、九鬼周造の「いきの構造」を読んでいました)普段、仕事をしている中では関わることのないジャンルの人たちと色々なお話をすることが純粋に面白くて。
社会人になってじっくりと本を読んだりとか…そもそも読む量自体が減っていたので、こういう機会は本当に貴重だなぁ…。
なんて。
眼福と脳への栄養補給の日曜日の覚え書きでございました。
あ!それから。
ハッピーバレンタイン…私!!
さ、さみしい…
そして、お世話になっている皆さまへ!(画像だけ見せてすべて完了させようとする荒技)
チョコとバナナのパウンドケーキ(ココナッツとクルミ入り)、土曜に焼いたんですけども。ここは贅沢に、バニラアイスと、先週おつとめ品のバナナで作ったジャムを乗っけて頂きまする。
…最近お菓子作りすぎかね……ハッ!まさかストレス??(笑)

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