1月も今日で終わりかぁ…ということで、今月のある休日の覚え書き。
1月の13日(日)と14日(祝)をつかって、ちょっとした一人遠足へ。
目的地はYN子そしてK生温泉、SK港…(なんのこっちゃ)
小さいリュックに最小限の旅グッズとカメラとクロッキー帳と鉛筆とおやつを詰め込んで。
K都からバスがやっぱり安い。YN子直行の高速バスを利用。
巷は3連休(私は土曜仕事だったが…)、なか日だからだろう、バスはガラガラだった。
運転手はイカツさ満点、かくっとした髪型(角刈り)のおじさんだったが、車内アナウンスがいちいち、「出発します♪」「お忘れ物などないようお確かめくださぁい♪」と、なんだか「ルンルン♪」してる感じで…そのギャップの激しさに、ひとりニヤニヤしてしまった。…これは所謂ギャップ萌え……な、わけはないか。
さっそくおやつ食べる&景色を見る。

車窓からD山。子どもの頃、家族旅行で見た山だなぁ…
この山もかっこいいなぁ…
D山を過ぎて、しばらくするとYN子到着。時間はお昼すぎ。
思っていたより全然寒くなくてちょっと拍子抜けした。
まずは駅の本屋でガイドを立ち読み、案内所で地図を貰って、とりあえず駅周辺をぷらぷらすることに。
シャッターの下りた店が多い…日曜だからだろう…ということにしておく。
案内所の地図を頼りにうろうろ〜からのYN子城跡。

のぼっている最中、降りるひとたち数人と「こんにちは〜」と、すれちがう。
のぼりきったら………

無人……。
そして、風がビュービュー!
貸し切り状態の城跡でしばらく海や町を「山陰やなぁ…」とか思いながら眺めてうろうろしていたけれど、近距離上空でとんび2羽とカラスがなんだか険悪な感じになってなんか怖いし、風にも存分に吹かれたので退散することに。(…寂しくなったわけではない)
で、降りようとしたら、すぐに若い人が3人上がってきた…無人解消…。(笑いながら駆け上がってきた中学生くらいの男子2人に、「待ってよーっ」と女子1人、さながら幼なじみの友情と淡い初恋なんかを描いた映画のワンシーンのようだった。「…おい!それは青春というやつか?!!」と無粋にも思わず尋ねたい衝動に駆られたとか、駆られなかったとか)
その後、歴史資料館みたいなところにもふらふらと入ってみる。
展示されていたYN子城にあったシャチホコが素朴な顔して愛嬌があったのでスケッチさせてもらった。
晩はK生温泉へ。
お宿はHSというところ。けっこう良いお宿のよう。私は素泊まりコース。
全館(エレベーターに至るまで)畳敷きというスタイルで、部屋からは日本海と松が見える。
私の利用した女子ひとりたび応援セット?は、部屋にはアロマオイルなんかも用意されていてステキ。
宿の人に食事の出来るところを尋ねて外出。
山陰に来たからにはカニを少しでも食べておきたいと、和食のお店に入ってみる。
カニのあしの天ぷらと、糸モズクの酢の物、シロイカの炊いたやつ…をT取県名産の長芋で作った焼酎のお湯割りで…
言わずもがな、貧旅なのでここではさらっと頂いてごちそうさま。
…もちろん、足りるわけがなく(胃があばれるので)次は「リーズナブルでいいですよ」と教えてもらった居酒屋さんへ。
確かに、量もけっこうしっかりあってお値段も手ごろ。
こちらでも地元の食材をつかったお料理を。

D山の地ビール。おいしかった。
お宿に戻って、いそいそと大浴場へ。
ここのお宿、素泊まりタイプでない場合はどうやら各部屋に温泉がついてるみたい。
そのせいか(時間帯もあるのかな?)大浴場に人が殆どいない。
貸切状態(またも)、ぜいたく!!
そして、やっぱり温泉が好きだー!!
と、心の中で叫んだとか叫んでないとか。
良い具合にのぼせて部屋に戻り、アロマディフューザーをセット。
廊下の本棚にあった本を読もうと思って部屋に持ち込んだけど、言うてる間に眠たくなって就寝。ああ、幸せ。
翌朝…朝風呂…人がいない…貸切(またも!!)、ぜいたく…温泉、好きだー!
で、準備してチェックアウト。
この日の目的はSK港。
鬼太郎さんの電車!!

内装も鬼太郎仕様だった。テンションあがる!
YN子からSK港までは、通常の駅名のアナウンスのあとに、鬼太郎とネコ娘が別の駅名(愛称で妖怪の名前がついている)を紹介してくれるというサービス?も。しかし駅名が「泥田坊」は…なんだか…せつない…。タヲカエセ〜タヲカエセ〜
SK港到着。
昼食については…あえて……書かないでおこう。次への教訓として「ちゃんと調べて行け!中途半端は悪!!」とだけ…。

念願の水木しげる記念館。
この先生の、美術館での過去の展示には何度か行っているのだけど、やはりSK港の記念館は見ておかなくてはとずいぶん前から思っていたのだ。
入り口付近に、鬼太郎やねずみ男の着ぐるみ(頭だけ重そうなタイプの…)がいて、人が集まって写真なんかを撮っていた。
そして少し離れたところに、人が集まらずポツンと一人、髪が少々乱れている砂かけ婆の姿が(写真撮ればよかった)。私に気付き、寄ってくるわけでもなく、その場で控えめに小さく小さく手を振ってきた。「お前も一人かね…」と。
とりあえず、砂をかけられては困るので、出来得る限りの優しい微笑みを返しておいた。
来館のお客さんは老若男女。
妖怪のたくさんいる洞窟風展示室に半ベソで怖がって入らない小さい子どもを、親が頑張ってなだめていたり、休日だけあってに館内はにぎやかな感じだ。
記念館を堪能したのち、後学のために単行本サイズになっている日本妖怪大全を購入。
(鳥山石燕の百鬼夜行の本とか水木しげるの妖怪図鑑とか…持ってるけど……大全は妖怪の収録数がぜんぜん違うの。だから買ってもいいの)
鬼太郎関連グッズのお店がいろいろと並ぶ通りには、妖怪のブロンズ像が多数設置されている。
その中に…
水木先生!!!!
公衆トイレのマークが可愛い。
ほか、交番にも鬼太郎がいたし、街灯が目玉おやじ、散髪屋さんに妖怪のイラスト、入港してきたフェリーに鬼太郎、あ、あと空車ランプが目玉おやじのタクシーと、…とにかく鬼太郎にあふれた町だった。(写真全部載せるの大変なのでやめた…)
帰りの電車はネコ娘仕様。
SK港からYN子に戻り、帰りのバスの時間までハーブティとケーキ(これはもうT取県産とかではない)でまったりして……たけれども、隣のテーブルの熟年ワケアリ風男女の会話が気になって仕方なかった。
帰りのバスは連休最終日ということもあって満席、行きとは大違いの込み具合。
運転手はルンルンおじさんではなかった。…残念。
ウトウトしながらの帰路、おかげで肩凝りがエライことになったけれど…(こういうところで年齢を感じてしまう)
一泊二日の遠足はこれにて終了!!
…ということで覚え書きも終了!!!
だいたいこういうの書くと最後が尻すぼみになっちゃうね。ま、いいか。
久々の一人遠足も、なかなか面白かった(感想短っ!!!)
次はあの神社に行きたいなぁ…

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