2006/8/14  23:54

ユナイテッド93  diary

今日の映画
「ユナイテッド93」

みなさんご存知のアメリカのテロ関連映画2つのうちひとつ。(もうひとつは「ワールドトレードセンター」)
こちらは唯一ターゲットに激突しなかった、しかしながら墜落したジェット機。その機内と管制塔の話。
監督は「ボーン・スプレマシー」の監督が指揮を取っているので、切れのいい映像でつながれていく。
有名な俳優は一人も出ておらず、しかし「ER」のようなリアルな演技とセリフでどんどんとリアルさを増していく。

映画の冒頭がイスラム教の経典「コーラン」を読むシーンから始まるのは意味深いものがある。あのテロのあとコーランにまつわるいろいろな物議をかもし出したのだから。

映画の構成として管制塔が前半の舞台となり、一体何が起きているのかだれも想像すらできなかったことを表現している。いきなり機内から始まるのではないのだ。
そして2機のジェットがビルに激突。しかしこれは主題ではないので敢えて遠目にしか見せていない。別な見方としては、あの映像はあまりにアメリカ人にとって心が痛いものなので入れていないとも言えるだろう。
それでも2機目が激突した瞬間のシーンでは僕は寒気がした。本当に。
2機の激突を知った後で、このユナイテッド93の機内でのパニックを見ることは心臓に悪い。
僕はクライマックスに向かってどんどん心拍数が上がっていった。ずっと高かった。ホラーと違ってリアルなのだから。

この映画に結末は描かれていない。訴えかけもあるわけでもない。
しかし、乗客が極限状態であるのに加えて、いわゆるハリウッド映画の悪役のような余裕をかましている悪役ではないイスラム教徒は犯罪の素人であり、普通の人であり、純真なイスラム教徒であることが、いっそう緊迫した空気を生む。
この映画で一般の人の強さを見ることが出来るが、反対に同じ一般の人であるこの場合イスラム教徒も同じくらいパワーを持っていることも目の当たりにする。
そこが怖いところ。

こういう映画は今の世界に生きる人として見るべきです。
しかし旅行前は見ないほうがいい。







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