練習と試合、前にも書きましたように、この2つは同じでなくてはいけないと思います。練習の時は、常に試合のことを考えて、逆に試合の時は練習でやってきたことをそのまま出して戦う。
とはいえ、実際試合になると、練習の時とは少し違ってくるのは(自分あるいは相手の精神状態など)仕方ないことなのかもしれません。
私自身、試合の時と、練習の時の感覚のズレから、大事な場面で勝てないことも、しばしばありました。
私が試合の時に注意していたことや、後からビデオで観て気づいたことなどを何回かに分けて公開しようと思います。
----------注意事項 その1------------------
■試合で関節を極めた時、10秒数える■
試合の時は相手もそうですが、自分も興奮しています。
練習ですぐに一本取れるような技でも、相手は負けたくないと、我慢することもありますし、興奮によって痛みへの反応が鈍くなくこともあります。そんな相手を見ると「あれ!この技、効かないのかな?」なんて、すぐに別の技に移行してしまいますが、これは間違いです。
練習でキチンと極める事が出来る技なのですから、試合でも当然極まります。ただ相手の反応が鈍いだけです。
試合の時、ずっと極めていたにもかかわらず相手が「まいった」しなくて別の技に移行した、というものを、後になってビデオで観ると、結構長い間極めてたと自分では思っていても、一瞬の事だったりします。やっぱり試合では、自分も興奮しているんです。
ですから、試合で関節技を極めた時、10秒くらい数えてみましょう。それでも相手が「まいった」しなければ、その時別の技を考えてください。あまりない事だとは思いますが・・・。