2006/11/9
「ロシアンパワー養成法・初級編」のトレーニングは従来の筋トレという意識を捨てないと、なかなか慣れるのが難しいと思います。
体力と筋力はどう違うの?
筋力をアップさせ、力の連動法(技術)を覚えれば同じ事なのでは?
この様な質問がよくきます。
一般的体力とは全身を使い発揮される力で、一部分に負担がかかってしまう事を避ける身体の(楽な)使い方です。仕事(肉体労働)などは一般的体力が要求されます。1ヶ月やそこらで、筋力がアップするとは私も思いません。しかし、キツイ仕事もしばらく続けていれば、楽な身体の使い方を覚えてくるように、初級編のトレーニングはバランスを崩さない条件の下、全身の力を連動させ、楽に動くクセをつける方法であるのです。上級編のトレーニングでは更にそのレベルをアップさせるものです。
ロシアンパワー養成法の172ページ(襟をもたれたときの切り方・バージョン1)をご覧下さい。私はわかりやすくするために、両手を使い、かなりオーバーなアクションで組手を切っていますが、実際は片手で、上体をかぶせる力や身体を引く力は動きとしてほとんど見えないものです。上手く切れない場合にその動作を単純に上腕三頭筋の筋力不足と解釈しトレーニングを行い、組手が切れる様になるかと言うと、やはり一部の力だけでは難しいと思います。そして、よほど身体の使い方が天才的な一部の人間を除いて、トレーニング時と練習時にパッパと切り換えるのは難しいと思います。
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