北辰会やWEB教室で
ワタシが一番多く使っている言葉
『スクープモーション』でしょう。
会員さんは耳にタコだと思うのですが
スクープモーションはホントに
様々な場面で利用される技術で
とても大切だからです。
例えば
腕十字でもスクープモーションは使われます。
その理由は・・・・
以下の文章は過去のWEB教室の一部です。
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回内位にすることで肘がロック(伸展制限)されるのは
『カパンディ関節の生理学』によると
1・肘頭の肘頭窩への衝突
2・関節前方靭帯の緊張
3・肘屈筋の抵抗
2の因子もあるかとは思いますが、重要なのは、
3で前腕を回内させることで回外する筋肉を
緊張状態にすることです。
特にピストルグリップで説明する『腕橈骨筋』は
肘を屈曲させる・前腕を回内する・前腕を回外する、
といった機能をもちますが回内位で腕橈骨筋は、
ただ単に肘を伸展させたとき(中間位にあるとき)に比べ、
完全にストレッチされた状態になるのです。
また、肘を屈曲させる上腕の筋肉で
橈骨にも付着している上腕二頭筋もストレッチされた状態、
前腕を回外させる筋肉(回外筋)は回内させることで、
やはりストレッチされた状態になります。
そうして、筋肉の緊張により肘関節にはロックがかかりますから
強烈な腕十字、つまり相手が我慢できない関節になるのです。
腕十字では親指が上に・・・と説明されますが、
仮にヤツケビッチ腕十字の様に体を斜めにした状態で
極めるようなときに誤解されやすく、
回内動作にも影響します。
したがって北辰会では
1.(できれば)前腕を回内位にする。
2.小指側に肘を伸展させる。
このような解説に統一したいと思います。
前腕を回内することで、実はもうひとつ利点があります。
クラッチが正確ならば肘の少し上が支点となり
肩甲骨(肩甲帯)の遊びは関係ありません。
ただし、クラッチがやや甘い(支点が少し上になった)ときに
肘の伸展方向と肩甲骨の挙上は連動し
「遊び」ができてしまいます。
ところが、回内位にもっていくと肘の伸展方向と
肩甲骨の挙上とは動きの方向がことなるために
『遊び』があっても関係なくなってしまうのです。
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機能解剖を勉強した人でないと
???かもしれませんが
もちろんWEB教室で
動作の呼び方は解説しますし
わからないところがあれば
質問はいつでもOKです。
このようにして
やっていることの意味を理論的に
学習していくのが北辰会のやり方です。
才能に関係なく誰にでも
サンボの技術を習得可能な方法だと
そう思っています。
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