昨日は、2年生総合学習の生徒17名を連れて、「ウィルあいち」の「風's」へ行き、土井ゆきこさんから“フェア・トレード”の話しを聞いた。いつもながらであるが、熱の入った途上国の人たちとの共生の話しに、生徒たちも真剣に耳を傾けていた。折しも昨日は、「風's」開店10周年記念日であった。いろんな人がお祝いに駆けつけていた。
土井さんの10周年のあいさつ文を転載したいと思います。
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2006年5月30日で満10歳になりました!
2006年5月30日で、フェア・トレードショップ風's(ふーず)は10歳になりました。この10年間、私は風の交差点風'sに立ち、生き方を学び、皆様に支えて頂き今日まで来ることができました。ありがとうございました。
10年の節目に“節”出会った
世界フェア・トレード・ディ・イベントIN高山でのできごと・・・・
5月28日に「手仕事がつなぐ飛騨高山とネパール、フェア・トレードが創る世界」と題して地元の飛騨産業(株)の岡田代表の基調講演がありました。従来家具には不適切とされていた木の“節”を自然(神)のデザインと評し商品開発した家具がヒット。同様に木の柔らかさが家具には不向きとされていた杉の木を圧縮という技術を使って利用することに着目。新プロジェクトが進行中の話しなどを聞き、発想の転換にとても魅了されました。
★“節”を主役としたシリーズ「森のことば」に記されているメッセージ・・・
「樹木はまるで小さな宇宙です。幹ひとつにも柾目・節・赤太・白太とあり、驚くほど表情豊かです。けれども無節の柾目と画一化にこだわるあまり、せっかくの個性を色で塗りこめ、自然の造形美を無視してきた点は否めません。一本の丸太から家具として使用されるのは10%から25%、見誤った美意識と合理主義のため、森の恵みを活かしきれずにきてしまったのです。素晴らしい樹木の個性を楽しみつつ、資源の活用を図れるなら、こんな良いことはありません。2001年、当社は高度な匠の技を基に “節”を主役とした家具づくりに挑みました。ぜひとも樹木の妙を傍らに、潤いのある暮しをお楽しみ下さい!」
とありました。
この問いかけに、命まるごと頂いて体を成すことを食物から学んでいながら、生活のなかの家具についてその思いは全くなかったことに私は思い当たりました。
“節”の存在から、命まるごとが美しいと感じました。
“地球の命を活かす、まるごと大切にする、つながる命を大切にすることが平和につながる”
と思っています。
私のできること、フェア・トレードを皆様に伝えることができることを感謝して、今日からも
「ゆっくり、小さく、続けて」
やっていく思いでいます。皆様よろしくお願いします。
“フェア・トレードとは、対等なパートナーシップにより、人々が自立できることを目指した貿易”のことです。
風's(ふーず) 土井ゆきこ
052-962-2638(月休み)
http://www.huzu.jp huzu@huzu.jp


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