昨日は明和高校の遠足であった。2年生は一昨日より、軽井沢・上高地・高山方面に修学旅行に行っている。明和高校の遠足は、2クラス以上まとまれば自由に行く先を決定できる。しかし、毎年ほとんどが同じ場所に落ち着いてしまう。1年生は、リトルワールドでデイキャンプ。3年生は、明治村(一部犬山城の見学を含めるクラスもある)と馬籠・妻篭である。(昨年は、全クラス万博であった)
私は、今年は1年生の付き添いに割り振られた。学年所属からはずれて6年目になるが、唯一、生徒と一緒に行事に参加できるのが遠足である。といっても1年生は、明和高校に赴任して今年初めて「情報」という講座を3クラス担当することになった。コンピューターの実習の時間で、週1時間ずつ顔を合わせているだけなので名前さえ覚えていないのが現状である。(柔道部と図書部の部活の生徒とかっての教え子の息子の数名しかわからない)
教員になって31年目である。その間、随分修学旅行には付き添った。新任の年に2年生に正担任になり、生徒と一緒に修学旅行の企画を考えたり、研究集録を作ったことは忘れられない思い出となっている。倉敷・広島・萩と慌ただしく廻った旅行であった。その2年後と4年後に2度、江田島の青年の家に泊まり、カッター訓練を行った。さらにその2年後には、乗鞍青年の家でのスキー訓練であった。修学旅行から体験実習旅行に変化する時期であった。
新設1年目の学校に赴任し、1・2年と第1回生の担任をしながら学校づくりをした時は、志賀高原熊の湯でのスキー研修であった。4年後にもう一度志賀高原高天原でのスキー研修に付き添ったのを最後に、その学校では学年団からはずれた。10周年記念行事の担当者となり、行事を無事終えた翌年、明和高校に転勤となった。
明和高校では、2年生の正担任からスタートし、何が何だかわからないまま、奈良・大阪・京都という古典的コースの修学旅行を生徒と一緒に楽しんでしまった。これも良い思い出となっている。その後、3回、会津・裏磐梯の修学旅行に副担任として同行した。特に音楽科の副担任として同行したときは、全員女の子のクラス(担任も女性)の中で実に楽しい旅行をすることができた。この先、修学旅行の付き添いはないのかもしれないが、明和高校の生徒たちの修学旅行への取り組みの姿を見ているとどこへ行くかの問題ではなく、自分たちがそこで何をするかの問題だということが良くわかる。
昨日のリトルワールド
いちめんのマーガレット。

ドイツ南部、バイエルン州のガルミッシュ・パルテンキルヘン周辺をモデルとして、のどかな美しい村の情景を復元したもの。聖ゲオルグ礼拝堂。

フランス東北部、ドイツと国境を接するアルザス地方で、ムギ・トウモロコシなどの耕作、ウシの飼育のほか、ブドウ栽培も行なっている農家。納屋・小屋が凹字形に配置され、広い中庭がある。屋根は積雪を防ぐため急勾配になっている。白いしっくいの壁に柱や筋かいなどが浮き出ていて、中部ヨーロッパ独特の建築様式である木骨構造(コロンバージュ)。

南イタリアのアルベロベッロの郊外にある農家をモデルとして母屋と畜舎の2棟。アルベロベッロとは「美しい木」という意味で、オリーブ畑やブドウ畑がひろがるゆるやかな起伏をもった丘陵地帯にある。人口1万人ほどの小さな街であるが、とんがり帽子の石積みの屋根をもつ家がが集まっていることで有名で、その家並みはユネスコの世界遺産にも登録されている。復元された家は比較的大規模なもので、5つのとんがり帽子の屋根をもつ母屋には2階部分もあり、全部で8つの部屋がある。

キューバ・サーカス団の演技をみた。素朴な出し物ばかりであったが、音楽とマッチしのどかな気分であっという間に1時間が過ぎた。

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