村上代表 つきまとう酷評
2006年 6月 6日 (火) 05:54
「もうけようと思ったのではない」
5日午前。突然開いた記者会見で、数時間後に容疑者となる村上ファンドの村上世彰代表は、ニッポン放送株の取得がインサイダー取引にあたることを認めて謝罪しつつ、こう釈明した。
だが、会見が熱を帯びるにつれ、相矛盾するような言葉が飛び出す。
「金もうけ、悪いことですか」
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99年に通産官僚からファンド運営に転身。00年1月に、日本人初の敵対的株式公開買い付け(TOB)を不動産・電子部品会社の昭栄に仕掛け、02年5月の東京スタイルの株主総会では、株主の支持を求めて派手な委任状争いを繰り広げた。
ファンドの一貫した理念は、株主にとっての企業価値の向上だ。その実現のため「モノ言う株主」として大幅増配や自社株買いによる株価向上策を求め、「会社は株主のもの」という米国的価値観を社会に広めた。
昭栄の経営陣は、村上代表からの圧力で経営改革が進み、格段に収益力が増したと認める。村上代表に共鳴し、社外取締役に招いたシステム開発会社ソフトブレーンの宋文洲会長は「日本のコーポレートガバナンス(企業統治)向上に貢献したのは確か。事件で他のモノ言う株主が萎縮(いしゅく)しないか心配だ」と話す。
だが、企業の経営規律を高めたという声の一方、酷評もつきまとう。
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04年7月に村上代表が「株を買った」と伝えた明星食品。日清食品との合併や資産売却などを提案した揚げ句、年間利益を上回る大幅な増配を手にした直後に全株を売り抜けた。永野博信社長は「高圧的な口ぶりで繰り返し『株主の権利』を求められた。まるで暴力団だ」。
大阪・梅田の不動産売却を求められた阪神電気鉄道。統合を決めた阪急側の関係者は「売却で巨額の配当や株の値上がり益を得られれば、投資家の利回りは上がるが、企業はやがてぼろぼろになる」と、村上手法に冷ややかな目を向ける。
05年秋には、株を大量保有したTBSに「共同経営」をちらつかせて株の買い取りを求める一方、楽天など新興企業にも水面下で購入を勧め、株価が上がった時点で売り抜けた。株式の大量保有情報の開示義務が緩いなど、ファンドへの特例制度を巧みに使って株を買い集め、突然大株主として要求を突きつける手法にも批判がある。
「会社乗取り」などの著作がある経済評論家の佐藤朝泰氏は「全株主のためと言いながら、やり口は昔ながらの乗っ取り屋と変わらない」と指摘する。村上代表の主張と高利回りに引かれ、運用を委託した大手企業は最近、「乗っ取り屋のイメージが強くなった」として契約を解除した。
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「日本を良くするなんてNGO(非政府組織)ででもやってくれ。調子にのるな」。東京スタイルの委任状争いで負けた後、投資家からこう罵倒(ばとう)され「利益追求こそがファンドマネジャーとしての自分の職業と決意した」。村上代表は最近、周辺に語ったという。
高邁(こうまい)な理念と利益最優先の行動。自らのファンドが巨大化するなか理念が薄らいだのか。元々理念は手段に過ぎなかったのか。事件で証券市場からの「退場」を宣言した男の真実は見えないままだ。
金儲け・・・
本音は好きですよ!
ワシも経営者の端くれだから沢山儲かればいいなあって思う・・・
でも持たざるものの「僻み」とも「やっかみ」とも負け犬の遠吠えとも
捉えてもらいつつ物申す!
ワシはこの仕事で社会(誰か)の役に立ちたいって真剣に思ってる!
それで利益は家族が養える分・・・いや人並みな・・・いや裕福な
生活が出来ればなぁって思う・・・
それじゃ村上氏とかわらねぇだろっ!
って思われるかもしれないが、順番が違う!
確かに株主の地位向上という社会貢献はしたかもしれないが、
ルールを破って正論言っても説得力はない!
自身の金儲けのために物申していたのでは企業は浮かばれない・・・
要するに金メダル取ってもドーピングしたらおしまい!
金儲け悪い事ですか?って開き直られても、
「おまえら金持ってねぇからひがんでんだろ!ホントは金欲しいよな?」
ま、捕まっても素直に「ハイそうです」って暫くおとなしくしてりゃ
保釈金積んですぐ出て来てアトはのんびり隠居生活してりゃいいだろう
って思ってるのも見え見えだ!
どうもヒルズ族は鼻持ちならねぇ!
じゃあ殺人という罪を犯しても賠償金払えばいいのか?
多少端的だが罪を犯すってそういう事じゃないのか?
人の親なら自分の釈明会見でヒトの批判するよりも、
自分の罪に対する謝罪をもっとするべきだろう。
ファンド・企業・デイトレーダー・IT企業・メディア・・・
様々な要素が今回の件には絡んでいる・・・
実体の無い企業・株主そして実体を得たい企業・株主
実体を得るために巨額の金が動く・・・
虚構と現実の狭間でもがいている・・・
ITバブルのツケが日本にじわじわ浸透している・・・
そこには現代社会の縮図が見え隠れしている
そんな気がしてならない。
事実と向き合う仕事です ⇒
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