【法廷から】
妻子ある男性と交際し、出産までした末に捨てられた女性(36)が、インターネットの「復讐(ふくしゅう)請負サイト」を使って男性の妻子を脅迫−。東京地裁で17日に開かれた初公判で、証言台に立った被告の女性は、背中を丸めて、伏し目がちに訥々(とつとつ)と犯行に至った経緯を語った。
被告が問われたのは脅迫などの罪。起訴状によると、被告は平成19年5月3日夜、東京都中野区の男性方に「身代わりになって責任を取ってもらう」などと書いた手紙を置いて、男性の妻子を脅迫した。
検察側の冒頭陳述などによると、地元の放送局に勤めていた被告は17年5月、単身赴任中だった男性と交際を始めた。男性には妻子がいることは知っていた。
被告は男性の子供を身ごもった。しかし、男性は18年夏、被告との結婚も、子供を認知することも拒否し、去っていった。翌19年1月、男性の子供を出産した。
被告が「復讐請負サイト」にアクセスし、男性への嫌がらせを依頼したのは18年夏だった。
グレーのセーターに黒のパンツ姿で、証言台の前に立った被告は、消え入るような声で弁護人の質問に答え始めた。
弁護人「当初、○○(復讐請負サイトで知り合った共犯者の男)に何を頼んだ?」
被告「彼と奥さんを別れさせるように頼んだ」
弁護人「離婚させて何がいい?」
被告「家庭とも私ともうまくやってほしかった」
被告が一線を越えたのは、男性の自宅にあった車がきっかけだったという。
弁護人「(犯行に及んだのには)どんな経緯があった?」
被告「『車が新車に変わっている』と報告を受けた。認知もせず養育費も払わないのに許せないと思った」
被告は、犯行前に逡巡(しゅんじゅん)したことを強調。それでも、男に脅迫状を男性の家に置くように依頼した。男が説得してきたためだという。
弁護人「何と言って説得された?」
被告「東京だったらこんな犯罪いつもある」
「共犯者のせいで犯行に及んだ」と言いたげな被告を検察官が一喝した。
検察官「○○を巻き込んだのはあなたと自覚してる?」
被告「はい」
検察官「(犯行は)あなたの選択の結果。どこか人のせいにして逃げていないか?」
被告「…」
検察側は「不貞行為をして謝罪する立場なのに、家庭を崩壊させる卑劣な犯行」として懲役1年6月を求刑。裁判官は懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。
最後に裁判官は被告に「本件の経緯には被告にも気の毒な面もあったと思うが、犯罪はいけないことと冷静に考えればわかるね。共犯者のせいだけにできないことを自覚してください。子供のことで法律上の手続きをするときは弁護士に頼んで、関係者との接触を避けてください」と説諭した。
法廷では、証拠採用された男性とその妻の供述調書が朗読された。男性の調書は「嫌がらせをされて、被告を許すことはできない。家族が恨まれる筋合いはない」とのもので、妊娠までさせた被告への配慮はかけらもない。
一方、男性の妻の調書は「母親として気持ちは分からないでもない。犯罪は残念。夫のだらしなさも原因なので更生してほしい」とのものだった。
被告側の立場に立つか、被害者側の立場に立つかで、この事件の見え方も違ってくるだろう。一つだけ確実に言えることがあるとしたら、生まれてきた子供には何の罪もない。被害者の男性は子を認知して、きっちり責任を果たし、被告は間違いを二度と犯さず、子供をしっかり育ててほしい。(末崎光喜)
という今回のネタだが、
ワシの探偵社へ週に一度ぐらいは、
この手の相談がある・・・。
ま、ワシは相談と呼ばず愚痴と呼んでいるが・・・
この手の復讐を考えるのは9割がた女性である、
ココロだけではなく身体も傷ついているため恨みも深いのだろう・・・
が、ハッキリ言っておく。
日本では不倫は認められていない民法上は違法行為だ!
もっと簡単に説明すると、ある店の商品(これはアナタの非常に欲しいモノです)
が非常に盗みやすいトコロに置いてあって、誰かに盗んでいいですよ!
って言われてアナタはそれを盗みますか?
盗まないよね?
それと同じよその旦那と不倫するのはそういう事・・・
いくら相手が誘ってもそれは違法行為だという認識を持たなければならない!
それで相手が誘ったからと逆切れされたらたまらんでしょ?
ようするに共犯なのだよ・・・
ま、かなり冷たいが、こんな風にいつも諭してあげている。
だって本当に上記のように犯罪者になったらもっと可哀想だからな・・・。
女性はもっと高い倫理観を持たないとな!!

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