ストーカー判事 無言電話も? 否認貫く
2008.5.23 11:11
山梨県内の裁判所の女性職員へのストーカー規制法違反事件で、宇都宮地裁判事の下山芳晴容疑者(55)=同法違反容疑で逮捕=が、この女性に無言電話もしていたとみられることが23日、山梨県警の調べで分かった。県警は、この無言電話もストーカー行為に当たる可能性があるとみて詳しく調べている。下山容疑者は「(自分の行為は)ストーカー規制法の構成要件に当たらない」と否認しているという。
県警によると、女性への無言電話は複数回あり、非通知だった。公衆電話からのものもあった。県警は捜査で、下山容疑者がかけていたとほぼ特定したという。
ストーカー規制法は動機を恋愛感情やそれが満たされないための恨みなどに限定。下山容疑者はメール送信の事実は認めているが「恋愛目的ではない」と説明しているという。
それに付け加えまだまだこんな事件もある・・・
増える地位の高い人のストーカー 「メールでは自分を失いやすい」
5月21日21時6分配信 産経新聞
社会的地位があるとされる人物のストーカー行為での摘発は以外に多い。今年3月にも埼玉県川口市立川口高校の元校長が、電子メールや手紙で元教え子を脅迫した容疑で逮捕された。メールで相手に迫る手口が際立つが、専門家は「メールは他人の目を気にせず送信でき、社会的な地位がある人物もわれを忘れて常識を逸脱した行為をとるのでは」と指摘している。
川口高校の元校長は、別れを求める教え子に対して、「君の裸の写真を彼に送る」などと数十通の脅迫メールを送信していた。昨年7月には民主党公認候補として国会議員選挙に立候補経験がある元議員秘書がストーカー規制法違反容疑で逮捕されたが、元秘書も女性にメールでわいせつな画像を送信するなどした。
事件の背景にあるのはメールの普及。専修大の森武夫名誉教授(犯罪心理学)は「メールは相手と対面しないので、強気なことができる。手紙と違い、ボタン一つで送信できるため、自分の行為や地位を省みる間もなく繰り返す」と、社会的立場の高い人が脱線する背景を指摘する。
18年12月には、神戸地裁尼崎支部の元裁判官が、交際を求めるメールを送り続けた行為をストーカー行為と認定され、民事訴訟で賠償命令を受けた。16年には警視庁幹部である機動捜査隊長がメールで部下にストーカーを行ったとして停職処分を受けた。森教授は「メールは証拠に残る。トラブルの相手も明確になるため、表面化しやすいのに…」と相次ぐメール利用のストーカー犯罪の発覚にあきれ顔だ。
全く呆れたもんだ・・・
以前ワシはストーカーを構成する要素には「歪な勝ち組意識」があるのでは?
と勝手に指摘したが、正に今回そして昨今の一連のストーカー事件は、
それを象徴しているような気がしてならん!!
そして森教授の意見の補足を勝手にさせてもらえるならば、
ワシ自身はこう思う・・・
メールでの人付き合い(ヴァーチャルだけの人間関係)に
決定的に欠けているモノがある・・・
それは「五感」で付き合えていないと言う事だ・・・
昨今は空気読めなどと言われているが、
視覚(メール)から得られる情報は実に一方通行で、
自身の感覚のズレに気付きづらい・・・
どういう事かというと・・・
コレが声に乗せて会話というカタチをとるとどうだろう?
それこそイントネーション・声色・アクセント一つで同じ文章でも
全くニュアンスが違う場合がある
と感じた事がある人も少なくないだろう・・・。
これは文章+音を感じているからだ。
では直接の会話ではどうだろう・・・
会話での感情のズレはほぼ修正できるのでは?
もちろんそんなズレもワシのトコは夫婦間ですら修正に、
四苦八苦しているのだから。
閉ざされた五感の中での一方通行の交際では
空気を読めない「ヒト」やら「歪な勝ち組意識」の人間には
到底理解出来ないのではなかろうか?
この妙な感染はいつまで続くのか、不安だ。

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