初夏の日射しを浴びて岩尾根を歩き出す。日帰りの筈なのになぜか荷が重いし、木の枝にザックが引っかかる。
先日、飯豊の入り門内沢で滑り納め板洗い。今年のフツーの山登り第一弾として、近くの山を検討していましたが、またもや飯豊に来てしまいました。
この丸森尾根は、下部の岩尾根の急登が、特に暑い時期には辛いが、程よい登りがほぼ一辺倒で歩きやすく好きなルートです。しかも、灌木帯のトンネルを抜けると突然森林限界を越え、丸森峰にポンと出て景色がガラリと変わります。
残雪はまだたっぷりあり気持ち良く、身体も調子良いので休憩なしで稜線へたどり着く。あー来れて良かった、ほっとする瞬間です。
お目当てのハクサンイチゲにも出会えました。
稜線を目的地の地神山へテクテク歩きます。頂上に着き、すぐ下の雪渓で休もうかとザックを下ろしました。
すると、なんと!!!!!!!

スキー板とスキー靴がくくりつけられているではありませんか!どうりで重くて木の枝に引っ掛かるハズだ!
せっかくなので、眼下の文覚沢に滑り込むことにします。が、そのまま下までは行けないので登り返さなければなりません。まぁ、いいや。さて、ゴーゴー!

石転びや入り門内沢程の急斜面ではなく、デブリも落石もなく、開けた明るい斜面を気持ちよく滑り降ります。

滑りの後は、300m弱の頭上まで登り返し。
いやはや、板と靴を担いでのマジ尾根道は辛かったです。まぁ、毎年通っている道なので、好きこそ物のなんとやら、蓼喰う虫もかんとやら。
ようやく滑り納め完了!!

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