→飯豊連峰の宝珠山、ではなくて五頭連峰の宝珠山。
ここんとこの山行形態で、次のターゲットを探しているところにこの「宝珠山」を思いついた。
近くの五頭連峰で南端に位置するこの山は、標高も低く、宗教臭い名前で、今まで登ろうとは思わなかったが、半日とまで行かなく4分の1日程度でこなせそうだとの目測で決行と相成った。
当日朝はどんより空。気温は高くないが、空気はしっとりとしている。下山口の赤松山入口に自転車をデポして登り口の草水から入山。初めて登る山なので念のためストックを持ってきたが、置いて行こうかどうかと悩むが両手に出発。(6:50)
最初は急ぎ足で歩く。標高200m過ぎまではある程度の登りで、身体もイマイチ走る気も起きず。それに蜘蛛の巣が顔に掛かり不快。ここでストックで振り払いながら進む。杉林を抜けて、明るい雑木林となる。
視界が開け、阿賀野川沿いの景色が広がる。風も渡り心地よい。さぁて、そろそろ走る気になってきた。所々歩を速める。
ここまで来ると傾斜も落ち着き、継続して走れる様になる。
細いブナではあるが、明るい森を颯爽と?抜けて行く。
眼下に咲花温泉が望める。ここんとこの雨のせいか、阿賀野川の水が赤茶色い。足下の薮も湿ってきた。
宝珠山手前のピークの登りにかかる所で、この日唯一出会った豊栄の方としばしお話。10分はロス?する。ここから先は本日の先行者となり、露払い役でCW−Xから靴下までぐっしょりとなってしまう。まぁ、低山ランニング山行だからイイや。鞍部まで30m位下り登り返し。「宝珠山」らしく初めて岩がちな道となる。
すぐ頂上。濡れた身体には肌寒い位の風が吹く。(8:00)
見下ろすと阿賀野川。川内方面〜南方の山々が連なる。
五頭連峰の縦走路の始まり。ここから松平山や金鉢山まで巡るとなると、結構歩き応えがあるだろうなぁー。
海側、阿賀市安田方向を望む。心なしか雲が厚くぼんやりとしてきた様な。。。
さぁ下山開始。直下の急な道は岩がしっとりと濡れて滑り易い、慎重に。(8:10)
分岐から赤松山側の尾根へ入り岩場を抜けると快適な傾斜だ。ズンズン走って行く。が、どうやら雨雲が近づいて来たらしいぞ。それにしても快適な尾根道を気持ちよく走って行く。
途中1カ所、必要なの?と思う様な林道を横切る頃に雨が降り出した。
残りの山道をさらに下り、ポンと赤松山公園の遊歩道に出る。悲しい程利用されていない公園を下り、自転車のデポ地点の登山口へ到着。(8:50)
途端に雨が本降りに。雨の中を草水口まで戻り、本日の山行は終了!
今年は、スキー山行以外の山遊び(泊りがけ、重荷、縦走)が出来ていないが、ここんとこのランニングスタイルもまたそれはそれで楽しいもんだな、と思える様になって来た(10年前では思いもよらなかった)。山遊びの幅、バリエーションが増えていい事だ。
あぁー、でも飯豊ダイグラ尾根の宝珠山はご無沙汰だ、行きたいよぉー!

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